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高円寺・小杉湯の入口にある…


『懸魚(げぎょ)』


です。



懸魚は、特に寺社の屋根に見られる飾り彫りのようなものですが遠い昔には魚をぶら下げていたようです。中国では魚を紐でぶら下げたような形の懸魚もあるようです。『魚を懸(か)ける』…魚は水を表していて建物が火災にみまわれないようにおまじないの意味があるようです。

そういえば神社・仏閣でよく見られる屋根瓦の三つ巴柄。あれも水流を表していて火災から守るおまじない的な意味があると、以前遺跡発掘作業の時に先生からお聞きしました。


日光東照宮の厩舎(馬屋)に左甚五郎作で有名な【見ざる言わざる聞かざる】が掘られていますが、この猿達も火災除けのおまじないの意味があるらしいですね。


昔の人達っちゅーのは、粋ですよね~