20年くらい前に勤めていたサウナの常連だったオジサン。とにかくお酒が大好きで毎晩飲んでいましたが、ある時脳梗塞で倒れてから半身マヒに。かれこれ15年以上経ちますか…。それでもお酒はやめられないようで、ウチの弟が働いている居酒屋の常連さんであります。
そんなオジサンに久しぶりにPal商(Pal商店街=高円寺南口のアーケード)の中程で会いました。開口一番、
『おめでとう!よかったよかった煜』
ウチの弟から私が結婚したというのを聞いていたらしいです。久しぶりに話をしてみると近々今住んでいるアパートを出ろと言われているとか。高齢かつ身障者の独り身という理由かららしく…次に住めるアパートを探しているがそれもなかなか見つからないと。公の機関に相談したところ、色々作を練ってくれてはいるみたいですが…『なんだかんだあるけれどね焄アパートの更新料に取っておいたお金で昨日飲んじゃった(笑)』と瀇『あんまり飲み過ぎないように気をつけて下さいね』と言うと『はぃ!有難うございます!ご結婚おめでとうございます焄お幸せに♪』という言葉をかけてくれました。
オジサンと別れて、純情商店街を歩っていると…以前仲通りにあった焼肉屋のオバチャンとこれまた久しぶりに会いました。『オバチャン結婚したョ焄』と言うと『エー瀨!結婚シタカ!ヨカッタ煜!ヨカッタ煜!アンタ結婚シタノ、娘ミタイニ嬉シイヨ焏!』とオバチャン、相変わらずのカタコトの日本語で涙を流しながら喜んでくれました。
このオバチャンとは、私が生まれる前から(笑)の付き合いで、物ごころついた時には既に『焼肉屋のオバチャン』と呼んでました。オジチャンは数年前に亡くなりましたが、ウチの父さんを凄く可愛がってくれていた人で…。我々が食べに行くと、他のお客さんにはレバー刺を出しているのにこちらが注文すると『オ前達ニ食ワセルレバハ無イ煆!』と怖い顔して言ったものです。これは凄く良いレバーが入荷しない日に我々が来店した場合は、出さないというオジチャンの考えから出た言葉でして(他のお客さん、すみません渹(苦笑))。
亡くなったオジチャンもいつも『オ前!早ク嫁イケ煆!』と口うるさかったです。
オバチャンはずーっと私の手を握りながら『ホントニヨカッタ炅!オカサンヨロコンダナ~炅!オメデトウ!』と。私も泣いてしまいました炅
生まれも育ちも高円寺。商店街のオッチャンやオバチャンは小さい頃から私を知ってる人ばかり。今日会ったお二人以外にもこの半年の間、道行く私達夫婦に何十人もの方々から祝福の言葉をたくさん頂きました。
長い間温かい目で私を見守ってくれた、そして今でも見守ってくれている高円寺の皆さん
ありがとう煜!