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風の中で

もう一度、風を感じて
夢を信じて…

昔、深い傷を負った人は
月日が経って
環境が変わって
人生が変わったとしても

その傷は消えない

起こった出来事が
無くなることはない


毎日その傷に浸かっていた日々から
少しずつ抜け出し
思い返すことが
本当に少なくなってしまっても

キッカケがあれば
それは出てくる

フラッシュバックというやつ


過去は過去なんだから
現在も未来もそうじゃないんだから

正論だけど

だからといって
消えてしまいはしない

自分でも
忘れたくないのじゃないか、とさえ
錯覚してしまうほど


それほどの傷を負った人に
たぶん、何を言っても慰めにはならない


ありのまま、それを
認めてくれたら
とてもラクになる

堕ちていくのがわかる
ということは
自覚しているのだから
また
昇っていくこともわかる

そのスパンは
その都度短くなっていく


それは
今、引き揚げていく自分が高くなっているのと
引き揚げてくれる仲間がいるから


だから

堕ちるな、と言わないで

堕ちたら、

そうか、そうだな
戻ってこいよ
ここに居るから

と言ってほしい


そうしたら

何かを掴んで
もっと高い位置へ
戻るから

愛は、消えないから