美容師さんとの恋
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第14話
受け入れたくない現実
とっさに私は受信メールよりも
送信メールの方が気になった
Sさんは何て送ったんだろう…
送信メールを開いてみると
その女の家も駅から近くみたいで
(今から家行ってもいい?)
と送信してあった
電話もかけていた…
私にかけてくるより前だった…
その人と連絡つかなかったから
私にかけてきてたんだ…
うちはタダのホテル代わりなんだな…
やっぱり都合の良い女なんだな…
ショックすぎて放心状態になった
次の日Sさんは二日酔いで
きつそうだったけど
「昨日はゴメンね
迎えに来てくれてありがとう
嬉しかった 」
と言って仕事に行った
私は普通を装ってバイバイしたけど
目を合わせられなかった
心の中で
他の女の存在が気になって
気になってモヤモヤして
Sさんに対しても怒りが込み上げてきた
でもやっぱりどうしても毎日考えてしまうし
どうにかして振り向かせたい!
私に夢中にさせたい!
そんなことばっかり考えて
嫌いにはなれなかった
でもその後また連絡もなく
自分がバカらしくなってきて
美容室にも行きたくなくなった…
買って良かった〜

