火事場のくそ力? | ぽち太の寝言は寝て言え

ぽち太の寝言は寝て言え

その日、その時、思ったコト、したコトをありのままに書いてます 気楽にやりましょー(^-^)/

週末までコレ!!と言った予定もなく、ネタ切れ気味なんですが、昨日他のブロガーさんとのコメント交換で「そう言えば、そんなコトもあったなあ」ってな話を思い出したので、お茶を濁しておきましょう
(^-^;

もう何年前だかも思い出せないぐらい前の話ですが、ぽち太は会社の先輩2人とキャンプに出掛けました

キャンプって言ってもバンガローで泊まる、なんちゃってアウトドアです

このキャンプ場のウリは、バンガローのテラスに設置された囲炉裏
ここでBBQができるってのが謳い文句

もちろん到着するなり明るいうちから、飲めや食えやで盛り上がり、夜が更ければサッサと就寝
ぐぅぐぅ

で、ぽち太が何気に目を覚ますと、窓の外がオレンジ色に染まっています
「朝焼けかぁ、まだ眠いからもっかい寝よ」
って感じで再び夢の中へ…

どのぐらい寝たのか判りませんが、1人の先輩が普通に朝に人を起こすように「おい、起きろ、火事だ」

ぽち太は寝惚けて
「火事?どこが?…」
みたいな感じだったんですが、窓の方に目をやると、先程よりも遥かに明るく輝くオレンジ色の明かり

ああ!!ここが火事なのか
と、やっと事態を理解してテラスに出てみると、確かに景気よく炎が上がってます
(;´д`)

恐らくですが、ぽち太はまだ寝惚け半分で
「こりゃ消火しなきゃな…」
ぐらいにしか思ってなくて、先輩2人はそれなり…いや、かなり慌ててます

テラスにはキャンプ道具等が出してあったので、まず木炭やらホワイトガソリン等の発火物を火から遠ざけましょうと、妙に落ち着いて提案

荷物を安全と思われる所まで移動したら、建物内に戻って消火器を引っ張り出してきます

炎の高さは概ねぽち太の背丈ほど

使い方は防災訓練で見たコトはありますが、実際に使用するのは始めて
ピンを抜きホースを火元に向け、消火器をしっかり固定して先輩方を下がらせて「吹くよっビックリマーク
と、合図と共にファイア!!
いや、消火!!

しかし、消火剤ってすぐ無くなっちゃうんですね…
火勢は衰えましたが、まだ炎が見えます

この頃には、ぽち太達以外で唯一の宿泊者の方々も加勢に駆けつけてくれて、手伝ってくれます

が、バケツに水は汲んでくれるものの、追加の消火器が届きません
(-_-;)

「部屋の中に消火器あるから持ってきてビックリマーク

叫んでようやく追加の消火器到着

もう一本つぎ込んで、テラスの上に上っていた炎は沈静化

しかし、テラスの下の方ではまだまだ炎がメラメラ…

もう部屋の中には消火器はありません
(--;)

水をかけようにも、縁の下のような構造なんで水が届きません

でも、不思議とダメだとは思わず、何か方法は?
そうだ!!

昼間、バンガローの前庭から延びる階段の先にある炊事棟に小型の消火器があったのを、昼間にジャガイモ洗いに行った時見掛けたのを思い出しました
(^-^)b

延焼を遅らせるために、燃えていないテラス(ウッドデッキ)に水をバンバン掛けておくようにお願いして、階段を駈け降り消火器二本を抱えて再び階段を駈け上がります

一本目を投入して、火勢はかなり衰えましたが、まだチョロチョロと炎がくすぶっています

ラスト一本

これで鎮火出来なきゃ、巨大キャンプファイアーの再現です

周りは焦って、早く吹けだの何してんだだの勝手に騒いでます

しかし、もう消火剤はムダに出来ないので、火元に確実に投入しなけりゃいけません
しっかり見定めて、「消えやがれ~っ!!」とばかりに消火剤噴射

消えました
(^-^)v

一応、再度発火しないか様子をみながら、消火器の中に若干の消火剤を残したまま待機

空が白み始める頃に、煙がくすぶっている所に消火剤を噴霧しながら、実況検分

すると、驚くべき事実が判明!!

火元となった囲炉裏、常識的に考えてウッドデッキをくり抜いて、地面に熱が逃げるようにしてあると思ってたんですが、何と厚さ2cm程のコンクリ板がウッドデッキの上に置いてあるだけビックリマーク

もちろんアウトドアやる人間として、火を出すってのは最大の恥だし、隣の人達にもスゴく迷惑かけたと反省してますが、この構造では早かれ遅かれ同じ事態を招いたのは明白

翌朝、管理している町役場に連絡して、管理人と管理責任者の町会議員が来ましたが、隣のキャンパー達も構造的な欠陥があるだろってコトで、消防を呼んでしっかり検分してもらおうと掛け合いましたが、町議のたっての懇願で回避

代わりに全てのバンガローにある囲炉裏を使用禁止(出来ないようにする)の処置を、その場で採ることで折り合いをつけました

何より、お詫びの地酒一升は効果的でした?
(・・;)

しかし、消防署の検分を嫌うってコトは、多分あのオヤジ危険性は認識してたな…
(¬w¬*)

もっと疑うなら、施工業者から手抜き工事で浮いた代金の一部を懐に入れてたりして…

ともあれ大騒ぎはしたけど、怪我人もなく済んだのは不幸中の幸いでした

しかしまあ、昼間水汲みや洗い物で2~3往復するだけで息が上がってた、急で長い階段を消火器抱えて、よく駈け上がれたもんだ…

やっぱり火事場のくそ力(1000万パワーぐらい出てた?)ってあるんですね

こう言うときは、行動はスピーディーかつパワフルに、思考はクールにが大事ですね

屁の突っ張りはいらんですよ!!