ペットロスにある人に・・・

愛する人を亡くして悲しみの淵にいる人に・・・

 

愛する猫のタマが天国に行ってから1週間が経ちました。

タマの生前、わたしはタマが死んだらきっとペットロスになるだろうな・・・と思っていました。

タマが亡くなるまでの間、発狂寸前でしたし、もちろん亡くなった時にもこれ程の悲しみ、苦しみがあるのか・・・と思いました。

でも予想していたより、随分早く回復している自分に客観視しながら正直驚いています。

もちろんタマを思うと回数は減りましたが、まだ涙はポロポロ出るのですが・・・

この回復の理由がきちんとあって、そのことをブログを通して少しずつお伝えしたいと思うのです。

わたしが回復したきっかけになった不思議なお話・・・

そのお話が、同じように愛する存在を失って、悲しみの淵におられる方の少しでも癒しや希望になれば嬉しく思います。

ご縁のある方に、必要な方にお届けできますように・・・

 

タマの最期、タマは入院していてそばにいてやることも叶わず、わたしは家にいても何もできない自分が悔しくて、パニックになりながらヒーリングとお祈りを続けていました。

ヒーリングの際にタマを感じることはありませんでした。

以前にタマが入院していた際には交信できたことがあるのですが、今回はそれ程具合が悪く深刻だということを感じていました。

看護師であるわたしは、獣医さんからの病状の説明で完全に絶望していました。

奇跡が起こらなければ助かることはない・・・でもその奇跡を信じて祈るしかないのです!!!

祈りと治療の甲斐なく、522日の朝、病院から「息を引き取っていた」という連絡が入りました。

連絡が来る前に、わたしは家の中にタマを感じていました。入院中は感じられなかったのに。

それはいつもの元気なタマでした。

魂が自由になって、ちゃんと家に帰って来ていたんだと思います。

それから開院の時間にわたし一人で病院に亡骸を引き取りに行きました。

病院でタマと対面し、何とか会計を済ませて車で家に向かいます。

車の中でタマにたくさん、たくさん語りかけました。

何を語りかけたのか憶えていませんが、きっとタマへの愛と感謝だったと思います。

するとちゃんと耳に聞こえたのです。

小さく「ニャー」と。

家に着くと、一番好きだったソファーにタマを寝かせ、いっぱいお話しました。

頭や手足は死後硬直が進んでいて冷たいのですが、お腹の辺りはまだ温かみがあります。

「死んでないんじゃない?まだ生きているんじゃない?」と何度も何度も呼吸をしていないか確認しました。

少し疲れて一緒にソファーに横になっていると、タマの存在を感じます。

タマの亡骸の中にではなくて、わたしの顔の周りというか頭の上くらいに。

タマのとびっきり可愛いエネルギーです。

幸せいっぱいという感じを受けました。

「あ~良かった、幸せそうにしている」

少し安心しました。

でもその後から暫くわたしはタマを感じなくなります。

きっと悲しい気持ちが強くて感じられなかったのかもしれません。

ずっとずっと泣いていました。

茫然自失の中、亡くなったことをメールで連絡したり、FBで報告したり、火葬の手配をしたり、花を買いに行ったりを一人で何とかしました。

札幌出張から滋賀に戻り、タマの病状を知ってからは食欲なんて全くなくて「何か食べなくちゃ」と、一日におにぎりなどを一口なんとか飲み下す。

涙はたくさん出るので喉が渇き、ハーブティーばかりたくさん飲んでいました。

わたしはもともと太っているので、脂肪という蓄えがあったお蔭で食べなくても動けます。

タマの死に顔は眠っているように穏やかでした。

そのことには本当に救われました。

タマの死因は尿管結石による尿毒症でした。結石によるものすごい痛みがあったはずです。

その事を思うと今でも胸が張り裂けそうですが、タマの顔に苦痛は一切ありません。

はじめは「どうか助けて、石が流れて!!!」と祈っていたのですが

最期の晩は「もう十分頑張った。どうかタマの苦痛を取り除いてください、苦痛から開放して下さい」と祈りながらヒーリングを続けました。

それが通じていてくれたのなら、本当に嬉しいのですが・・・。

わたしは実家で猫や犬を何匹か看取っていますが、中には苦痛の顔が残っていた子もいました。

ですから、タマの穏やかな死に顔には救われたのです。

また、いつも感じる天使の存在がタマが急変してからあんなにお願いしていたのに全く感じられませんでした。

でもこれは、何となくですが、天使たちはタマのところにいてくれたのではないかと思います。

たった2回しかお見舞いにはいけませんでしたが、見舞いに行った際、タマの周りに「温かく守られている大きな愛のエネルギー」を感じたのです。

タマの亡骸を引き取りに行った際にも、見えはしませんがたくさんの愛の存在(天使)がタマの亡骸を取り囲んでいるのを感じました。

ですから天使たちは、家でパニックになりながら祈りヒーリングを送っていたわたしの所にではなく、病院で頑張っているタマの所に付き添ってくれていたのだと思います。

そしてそれが真実だとしたら、それ程嬉しいことはありません。

きっと皆さんの愛する人たちにも、病院でたくさんの天使たちが見守り付き添ってくださっているはずです。

夕方、夫が仕事から急いで帰って来て・・・

それからもわたしはずっとっずっと泣いていて・・・

正直あまりよく憶えていません。

夕方、札幌の友人からお花とメッセージが届きました。

「佳良子さんへ

 柔かく暖かな光があなたの胸に

 ゆっくりと降り注ぎますように・・・

 タマちゃんのご冥福を心から

 お祈りいたします」

このメッセージを読んで、その通りわたしの胸に柔かく暖かい光が降り注ぎました。

メッセージとお花がこれ程に人を癒すのだと初めて知りました。

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今回、愛する存在との死別がこれ程に悲しく苦しいことを知りました。

今までにも愛する友人知人、親戚を亡くしてきましたが、もっともっと寄り添い力になることができたらよかったのにと後悔しています。

でもあの時のわたしはその方法がわからなかったのです。

これからは今までより、寄り添い、残された人に愛を送ることができればと思います。

その夜はタマの亡骸と一緒に眠りました。

愛する存在を亡くした悲しみは「もう会えないんだ、でも会いたい」という気持ちからくるのではないでしょうか。

また、亡くなった愛する存在は苦しみから解放されているのか、もう苦痛はないか・・・それが赤ちゃんや子供、ペットだったり、自分がずっと加護してきた存在であれば、きちんと光に天国に導かれたのかどうかなどの心配もあります。

急に違う世界に行って、寂しくないか、不安に思ってないかなどなど・・・

心配はつきません。

そんな悲しみを笑顔に、心配を安心に変えてくれた不思議な愛の体験、いよいよ次回からご紹介したいと思います。

 

愛tree http://ai-tree-healing.com/