ヨーロッパで恋愛♡切なかった日々1️⃣ | Two peas in a pod ーオーストラリアから日本の方へのメッセージ♪

Two peas in a pod ーオーストラリアから日本の方へのメッセージ♪

大いなる田舎の国の大自然に抱かれて、メルボルンでまったり生きる日常、生粋オージー英会話、IELTS勉強法やオモロ人生、ちょっとスピを綴っています。
夢はケアンズ移住で旦那様とワンコ2匹とレイキでもっとスローライフ♪

こんにちは~あいですニコニコ

 

今日はメルボルンは

とても良いお天気で

お仕事もお休みでまったりおやすみ

 



...昨日書いた

ブログ記事の中で

少し切なかった

恋愛体験に

触れました。

 

 

思い出しついで

といっては何ですがラブラブ

 



少し書いてみます。

 

 

アイルランドでの出会い


アイルランドで

ボランティアを

していたころは

 

 

なんていうのか

大きな大きな敷地内に、

6軒の家があり、

そこに各住み込みの

家族がおりました。

そして、5~7名の

助けの必要とする人々が

一つずつお部屋をもらって

人生を送っておられました。

 

 



ダウンシンドロームの方

自閉症のかた

脳卒中後のリハビリの方等々

状況は様々ですが



ここにボランティアの

若い人たちが

通常1年滞在し、

在住者を助けながら

自分達も住み込みで

生活する。

 

 

そういった場所でした。

自給自足を目指して

その土地には、

 

  • ベーカリー
  • 織物工芸
  • 野菜畑
  • 牛のファーム

 



などがあり、

在住の方々もそれぞれ

ボランティアと共に

楽しく、助け合いながら

自分の出来ることをする、

というコンセプトの場所です。

 

 

私もそこに

ボランティアビザで

1年滞在しました。

 

 

英語を学べたら良かったですが

ボランティアの若い人たちは

殆どがヨーロッパ出身の

英語を話さない人たち。

 

 

  • イタリア人パスタ
  • スイス人霧
  • スペイン人赤ワイン
  • フランス人フランス
  • ドイツ人ドイツ
  • デンマーク人チーズ
  • フィンランド人魚しっぽ魚からだ魚あたま

 

様々な国から

彼らも海外体験を目指して

出て来ていました。

 



アジア人日本国旗

私だけでした。

 


そんな中で

ひと際目を引いたのが

背が高く、シャイそうな

自分よりも7つも下の

ドイツ人のクリストファー。

 

 

彼の目はいつも

どこか寂しそうで

一人で窓際に座り

外を見つめている姿が

一人で日本から出てきた

自分と重なったの

かもしれません。

 

 




その当時よく着ていた

ジャージがあるのですが

たまたまそれが

彼と私が同じものを着ていて

そんなところから

いつしか話すようになり

 

 

皆でワイワイ

やっている時には

絶対に見せないあの瞳を

二人でファームで

牛のフンを片付けたり笑

牧草ロールを作ったり

そんな合間に

見せてくれるようになり

 



自分の思いを

ぽつぽつと語る彼に





どんどん惹かれている

自分がいました。

 




月明りの夜二人きり


アイルランドは

ご存知、ギネスビールなど

パブ生ビールが大人気。

 



ボランティアの若い人たちも

2週間に一度くらいは

マイクロバスバス

出してもらって

車で40分ほどのところにある

小さな唯一のパブに

みんなで繰り出すのが

楽しみでした。

 



ある夜

私は一人になりたくて

みんなに、

『歩いて帰るよ女の子

と言いました。

 


私達の居るところは

田舎中の田舎

ファームしか

ありませんから

夜は電気が

ついていません星空

 


一人で帰るには

真っ暗です。

 



でもその夜は

月明りがとても明るく満月

全てがきちんと見えていたので

大丈夫だと思いました。

 

 



バ~イバイバイ

じゃあ、後でね!!

 

 

みんなと別れ

一人でゆっくり歩きだした

その時でした。

 

 

彼がバスから飛び出して

 

 

Ai, I'm coming with you.

I can't let you go home 

by yourself.

 

 

えっ。いいよいいよ。

みんなと帰ってね。

私は大丈夫だから。

 


…もしかしたら私

彼がそうして

一人出てきてくれるのを

待っていたのかも

知れないなおやすみ



彼がバスから
走り降りてきて
くれた時
すごくすごく
嬉しかったのを
鮮明に覚えています。


…何も言えなかったけど。

 


そんな感じで

彼と私は

バスが去ったのを

見送ってから

 

 

月明りだけが

二人を照らし

刈ったばかりの牧草の

良い匂いのする道々

 

 

カウベルを聴きながら

やっと、ゆっくりと、

歩きだしたのでした。



つづくおやすみ