偶然が重なると、何か特別な意味があるのではないかと感じることもありますが、時には単なる偶然の一致ということもあります。霊感や運命については、人によって捉え方が異なり、科学的に証明することは難しいため、個人の信じるところによる部分が大きいです。

今回は実際にあったそんな不思議な日の話です・・・



私の妹は友達3人と占いの予約をしており、私に車で送ってほしいと頼まれました。
ですが、その過程でとても不思議な出来事が起こりました。その経緯をお話し致します。

妹の旭川にいる友達が、

「札幌にとても当たる占い師さんがいるので一緒に行かない❓」

とお誘いがあり、その占い師さんに妹が予約した日に待ち合わせをしました。

それから私に車で送ってほしいと頼まれオッケーしたのですが…

場所は札幌の澄川にあり車で約20分の距離です。

当日、妹は友達3人とタヌキ小路のビル前で待ち合わせをしていました。

自宅にいた私は、その日は天気も良くてバッチリ!と思い車にエンジンをかけました。

しかし、何度か試してもエンジンがかからず、不思議に思いながら時間を置いて何度も試みましたが、エンジンがかかりませんでした。

2~3時間前まで問題なく動いていたし、ガソリンも満タンだったのに、

“ 変ねぇ? ”

と内心思いましたが約束の時間が迫り、困った私は仕方なくタクシーで待ち合わせ場所へ向かうことにしました。

しかし、広い道路に出てもタクシーが見当たらず、歩きながら空車を探しましたが、結局タクシーは摑まりませんでした。

仕方なく、急いで待ち合わせ場所まで走りました。

妹は待っていましたが、他の人たちはまだ来ていませんでした。妹は

「お姉ちゃん、車は?」と言いました。私は

「それがさぁエンジンが何度試してもかからなくて、車が故障したのかもしれない。タクシーを拾おうとしたけど、見つからなくて、走ってきたんだわ」、と話しました。

妹は「車が故障なら仕方ないね。じゃあタクシーで行くしかないね」と言い、友達が来るのを待ちました。

その後、友達3人から次々に連絡が入り急用で来られなくなってしまいました。

「3人とも来られないなんて変だね?」

と妹と話しながら、「でも仕方ないわ。自分が予約を入れたし、占い師さんに申し訳ないから行くしかないからお姉ちゃん、付き合ってほしい」と言われ、仕方なく2人で行くことにしました。

それから、妹がタクシーを呼ぼうとしたところ、すぐに空車が来たので澄川に向かいました。

近くまで来た時、場所がなかなかわからず、ぐるぐる回りながらようやく占い師さんのアパートに着きました。

2階に上がり、目的の場所でピンポンを鳴らしました。

ドアが開き、出てきたのは小学生くらいの男の子でした。その子は

「今日はお母さんが熱を出して寝込んでしまったので、占いはできません。すみません」

と言い、ドアを閉じました。

私と妹は顔を見合わせ、

「え?どういうこと?」

と驚き、占いを受けられなくなったので、仕方なく帰ることにしました。

お腹が減っていたので、近くの軽食喫茶で休憩することにしました。

喫茶店でコーヒーとパスタを注文した後、妹に

「何か変じゃない?」

と尋ねました。妹は

「そうね」

と答え、
「きっとお姉ちゃんの方が霊感が強いから、占い師さんは熱を出してしまったのよ」

と妹は言いました。

妹は以前、何かの本で読んだことがあると言いました。私は

「そんなことあるの?」

と尋ねましたが、妹は

「要するに予約した占い師さんがお姉ちゃんに会わせないようにしたのかもしれないわね」

と言いました。

結局、タクシーを拾い帰宅しましたが、念のため車庫でエンジンをかけてみると、1回でかかりました。

それは、やはり私が来ないようにしたのではないかと思いました。

その日は、何だか疑問符がつく日で、不思議な日になりました。…

その訳が10年後に、妹が私に話した内容が明らかになりました。

それはまた次回にお話ししたいと思います。