3歳児健診の日。

児童精神科の診察も同じ日に予約していたので、

療育園は欠席。

仕事休みの夫と一緒に、初めて発達外来クリニックを受診した。

何かあった時に、夫にも受診を任せられる様に、一度は一緒に来てもらいたかったからだ。


息子は今まで体重計には乗れても、身長計は頭に下がってくるバーを怖がって乗れなかった。

その日は身長も計れた。

療育園にも身長計があって、毎日見るうちに慣れたみたいだった。

95センチ、14.8キロ

平均ど真ん中

初めて夫婦で診察室に入った。

夫も少し、先生の質問に答えたりして、終了。



そして、昼からは保健センターで3歳児健診足



療育園には事前に、3歳児健診について相談したところ、

保健センターに電話で、事情を伝えてみてと言われた。


自閉症スペクトラムなので、

「自宅で事前に行う視力検査が理解出来ず測れない事」

「待ち時間の間、人がいっぱいで落ち着いて待てないかも?」と伝えた。

当日は指定された時間に行くと、保健師さんが付いてくれて、個室にて聞き取り、通常とは逆方向で検査してもらえた。

おかげでスムーズに検査が終わった。

ただ、やはり視力検査は難しかった。

息子の様な子でも大丈夫な視力検査をしてもらえる病院を紹介してもらい、

後日受診することにした。

頭のサイズを測るのを嫌がったり、保健師さんの質問には全然答えられなかった。

私がフォローしながら耳の聞こえの検査は少し出来たが、大小の理解や色の理解、ピースチョキ、名前を言う、など全部❌

眠そうにして、イヤー!と全然やる気なし。

内科の先生の聴診も泣きながらで、歯科検査も泣きながら

でも、歯は綺麗だと褒められた。

終わればそそくさと笑顔でバイバイ!の息子。

慣れない場所で、慣れない先生たち、何をされるのか不安でいっぱいの息子だった。

自閉症スペクトラムと診断されて療育園にも通っている為、

改めて発達に関する指摘もなく、終わった。

待合室では、他の子どもたちがお母さんと大人しく待っていた。

仲良く膝の上で絵本を読んだりして、幸せそうに見えた。

事前に連絡しておいて良かったと思った。

待合室の光景も、他の子と比較してしまうので、見たくなかった。

もしも、どこも受診せずに普通に幼稚園行ってたら…

健診で色々指摘されて、周りと比べて凹んできっと泣いてたかもしれない。



この頃は、私と歌いながら手遊びが出来るようになって、ますます可愛いと思った。

そして、気付いた事があった。

機嫌が良いとき、スキップみたいな事をしていた息子。

つま先歩きかな〜と心配していたけど、

ガタンゴトンという電車の音を、足の踏む音で表現していたのだ。

自分自身が電車になりきって遊んでいたようだ。

更に、散歩中は車になりきって、ヴーンといいながら歩いてる!

道を曲がる時には舌を鳴らしてウインカーの真似、バックする時はピーピーやオーライと言ってる!リムジン後ろリムジン前

行動の意味が理解できると、可愛さが倍増した。

療育園では、お友達の真似をしたり、一緒に遊べるようになってきたとの事。

お友達が砂をコップに入れていたのを真似して、いっしょ!と言ったそうだ。

他人に興味が出て来たことは、とても良い事だと思った。

挨拶も促せば出来るようになって、感動した。

ひらがなもある程度読めるようで、毎日息子の成長を感じていた。

健常児なら、教えなくてもいつの間にか出来る事も、

発達障害児だからこそ、一つ一つに気付き感動できる。

色んなことに気付いた時期だった。



とにかく、問題は視力検査だ。

弱視でない事を祈った。





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