沖縄旅行から帰って来ると、秋も深まってきていた。
そろそろ、定期的にお出かけして同年代の子どもと遊ばせようと思った。
保育園の子育て支援に出向くことにした。
保育園の園庭や部屋で遊べたり、決まった日には近くの公園にオモチャなどを持ってきてくれる。
早速、登録しに行った。
一回100円かかる。
園庭では三輪車に乗って、足で地面を蹴ってウロウロ、ブランコ、滑り台などしていた。
楽しそうに遊ぶ姿に、ここに通おうと思った。
園舎の階段をひたすら登り降りすることも好きだった。
砂場では、砂を入れて運んだり料理のマネの様な、ただ砂を運んでるだけの様な感じだった。
山を作ったりはしなかった。
部屋ではままごとのキッチンのレンジに物を入れては出しての繰り返し。
他の子どもとのやり取りは無かった。
公園の出張子育て支援では、
みんながブルーシートに座り絵本を読む前に少し手遊びをしたりして、
ヒヨコのパペットに名前を呼ばれる
無理矢理座らせたが、じっとは出来なかった。
名前を呼ばれる時は、私が返事したり、他の子の名前に返事をしてしまったり。
絵本はほとんど興味なしで、落ち着かなかった。
すぐに靴を履いて、ウロウロした。
砂場に置いてあるスコップやバケツは、誰かが使っていてもお構いなしで使おうとする
お友達のだからダメよと言うと、別のものを選んだ。
でも、それも遠く離れた場所から「ボクの!」と主張する子がいて、なかなか思うように遊べない。
車や汽車やトラックの砂場用のおもちゃに、砂を乗せて動かしていた。
取り合いになると、身を引いて、別の遊びをしていた。
排水口に、砂や枝を落としたりするのも好きだった。
そればかりやる訳では無かったけど、自閉症の子が好きな遊びなので不安になった。
私はこの子育て支援の先生に、言葉の相談していた。
他の子ども達と関わろうとしないこと、言葉が遅いこと。
先生は以前もココに通っていて言葉の遅れを心配していた子が、しばらくしたら喋り出したよと、教えてくれた。
そして、他の子に関わらなくてもまだ大丈夫な年齢だと。
私は安心した。
だけど、この後、やっぱり不安が募る出来事が起こった。