私の生まれ育った場所は、ちょっと特殊で。
駅に徒歩圏内の手狭な一軒家住まいと言えば聞こえは良いのですが、そこに住む代わりにその建物がある場所の管理をしていました(管理仕事は専業主婦の母が、父は自身の実家勤務)。
実家にいれば手伝い必須。
学生時代の長期休暇も「バイトじゃ無くて家の事やって。手間払うから」と説き伏せられて。
その割に手間ちゃんと貰った事ないし、それを言うと「お前は細かい」と言われる始末で。
兄は手伝いを強要される事もなく、好きな事をしていました。
何かやりたがれば反対され「あんたは(いつかは嫁に行って)出て行く身なんだから、それまで我慢しなさい」、兄が買ってもらった物を欲しがれば「(兄の歳になったら)あとで買ってあげるから我慢しなさい」と母には言われる事が多かった日々。
結果的に買ってもらえないパターン(再度欲しがると「細かいのよ」と言われて終わる)が殆どだったので、
「欲しい物は自力で」
「誰かに“してもらう”のではなく自力でやる」
が、良い意味でも悪い意味でも身に付きました。
母が亡くなって10ヶ月。
実家は中身空っぽにして、役員さんへ返却。
相続税も申請して支払い、を済ませました。
ゴールデンウィークを目処に片付けて欲しい、という役員さんの要望があり、
処分業者にお願いして4月中旬に実家を空っぽに。
相続税は、なかなかそのシステムを兄が理解してくれなくて(自身の受け取り分は申請不要額だと思っていたり、保険会社の説明が間違ってるのにそれを信じて主張)締め切りギリギリに納税。
1人で3回かけて税務署通いました…。
母が大嫌いだった訳ではないのだけど、
母の晩年の主食になってたアロエヨーグルトが、今食べられません。
嫌いな味ではなくて、食べる事で色んな感情と感覚が呼び覚まされるから…。
とりあえずは一区切り。
少し自分をゆっくり取り戻したいと思います。
