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生徒の満足度90%超！
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

はじめましての方はこちらもどうぞ。

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あるお母様から以下のご質問を頂きました。

↓↓↓

読解問題の解き方について質問させてください。

入室テストを受けた際、設問を読んでから本文の傍線部前後を読む、という解き方をしていて

（全文読む→設問文を読む→傍線部付近を読む、だと時間がかかって全部終わらないから、と本人が考えたようです。親が教えたわけではありません）、

全文を通して読んではいない様子なのですが（内容は掴めています）、この解き方は高学年では行き詰まりますか？

教えていただいた読み方で速く読めるように練習して、全文読んでから設問に取り組んだ方が、長い目で見て良いでしょうか。

↑↑↑

ありがとうございます。

時間内に解き終わらない

というのは切実な悩みだと思いますが、

だからといって

設問を先に読むことは

絶対に勧めません。

もちろん、受験生は別です。

試験本番、残り時間10分！とかであれば

やむを得ないと思います。

でも、受験生以外がこのやり方を本番以外でやってもどこかで頭打ちになります。

理由①

受験は教育上のものであり、

本文全体を読む訓練をしないと読解力は身に付かない。

なんのために

小学生が大量に勉強するんですか？

地頭を良くする、賢くなるためでしょう？

設問を先に読むことは

基本的な学力には全く繋がりません。

読解力とは、

文章を正確に読み理解する力です。

理由①が全てなのですが、

付け加えるなら以下の理由もあります。

理由②

部分的な内容を問う設問は解けても、

全体を問う設問は解けない。

本文全体を読む訓練を積んでいないのだから

当たり前のことです。

理由③

受験テクニックに走る学生を中高の先生方は嫌う。

言うまでもないことかなと思います。

その結果、以下のことが言えます。

理由④

難関校ほど、

傍線部前後では正答を作らない。

傍線部前後で解けるような問題は

三流です。

論や物語の展開を問ううえで

やむを得ずそうなってしまうことは

ありますが、

入学試験は個々の学力を問いたい試験です。

出題者としても、こんな出題は避けたい。

ちなみに、

基本的に傍線部前後の文言で

引っ掛けの選択肢を作ることの方が

多いです。

普段の予復習はもちろんのこと

テスト中であっても、

基本は本文→設問の順で解く

ということを徹底してください。

じっくり勉強するのは

とても大変なことです。

国語だけやっていれば良いわけではないからなおさらだと思います。

でも、急がば回れです。

焦らずしっかり読む訓練を積みましょう。

がんばりましょう！！

♡♡♡

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時間内で解くには、設問を先に読むべきなのか？