「お母さんと子どもの心の土台を育む」

発達心理カウンセラー
梅田あいこです。

 


 

 

少し、個人的な話からさせてくださいね。

 

大人になってから
「ちゃんとしているつもりなのに、なぜか心が不安定になる」
そんな感覚を覚えたことはありませんか。

 

がんばっているはずなのに、
余裕がなくなったり、
ちょっとしたことで心が揺れたり…。

 

私は長い間、
それを「自分の弱さ」だと思っていました。
 

でも、学びと実践を重ねる中で、
少しずつ見えてきたことがあります。
 

それは——
“心の器”が整っているかどうか
が、大きく関係している、ということでした。
 

以前に
「自我を育てていくための最も基本的な方法」
についてお届けしました。
 

・小さな「自分の気持ちに気づくこと」
・他者との境界線を意識すること
 

こうした“内側からのアプローチ”を通して、
「わたし」という軸を育てていくお話です。


こうした働きかけによって、
自我は少しずつ育っていきます。

 

ですが、
実はそれだけでは足りません。

 

自我の発達には、
もうひとつ欠かせない視点があります。

 

それが、
**「外側の環境=心の器」**です。

 


 

心理学では
「心の器(コンテイナー)」=外的な枠組み
と呼ばれることがあります。
 

安心できる関係性
適切なルール
秩序ある環境
 

こうした外側の枠があるからこそ、
私たちは安心して
自分の内面と向き合うことができます。

 

たとえば…

・何でも受けとめてくれる人の前では、素直に涙が出る
・ルールがあるからこそ、安心して意見が言える
・「ここにいていい」と感じられる場所があるから、自分を出せる


外側の器が、
内側の心を支えてくれているのです。

 


 

今日はこの
「心の器」について、
そして
大人が、自分の心の器を育てなおすための方法
をお話ししていきますね。

 


では、はじめていきましょう。



 

まず、
とても大切で、効果的なこと。

 

それは——
**「秩序ある外枠をもつこと」**です。


 

心を安定させ、
自我を育てていくためには、
“自由”だけでなく
“枠”が必要です。

 

「自分らしく生きる」というのは、
好きなように振る舞うことではありません。

 

大切なのは、
自分が整うための“型”を持っているかどうか。

 

つまり、
「自分に合った枠組み」を整えることです。

 

そしてもうひとつ大切なのが、
基本の型を、くり返すこと。

 



 

たとえば…

・一日の流れ(朝・昼・夜のリズム)
・自分との約束(夜10時にはスマホを手放す、など)
・人間関係のルール(LINEを即レスしない、など)

 

こうした小さなルールや仕組みが、
実はとても大切な
**「心の器」**になります。

 

それは、
誰かに強いられるルールではなく、
自分を守るための枠です。

 


 

子どもたちは、
同じ時間に起きて
ごはんを食べて
遊んで
眠る——

そんな日々のリズムの中で、
安心し、落ち着き、育っていきます。

 

それと同じように、
大人になっても
「型」は心の安定を支えてくれます。



・朝はコーヒーを飲んでノートを開く
・夜は21時にスマホを手放す
・寝る前に深呼吸をする
 

こうした
**毎日くり返す“決まったパターン”**が、
心のベースになります。
 

それは「縛り」ではなく、
感情や思考が乱れにくくなるよう
外側から支えてくれるもの。

 

特に、
「自分を立て直したい」と感じているときほど、
この基本の型が力になります。

 



 

そして、
自分に合った繰り返しは、
自己一致の練習にもなっていきます。

 

同じ行動をくり返す中で、
少しずつ
「自分らしさ」
「心地よさ」
が積み重なっていくのです。
 

たとえば…

・朝は静かな音楽を聴く
・夜はキャンドルを灯して深呼吸する

そんな習慣の中で、
「私は、こういう時間が好きなんだな」
と気づいていく。
 

この
“感覚と行動が一致する体験”が、
不安定だった自我を
しっかり支える足場になります。
 


 

大切なのは、
「正しい型」や
「立派な習慣」を目指すことではありません。
 

今の自分に、ちょうどいい枠を
自分で選ぶこと。


 

・起きたらカーテンを開けて空を見る
・ごはんの前に、今日の気分を感じてみる
・寝る前に、今日よかったことをひとつ思い出す
 

どんなにささやかでも、
それを意識的にくり返すことが、
少しずつ
“自分に合った心の器”を形づくっていきます。

 

最初は面倒に感じるかもしれません。

でも、それがなじんでくる頃には、
自分との信頼関係
静かに育ちはじめているはずです。

 



 

【編集後記】
 

正直に言うと、
私はこの「心の器」が
とても脆かった人間です。

 

30代前半、
そのことに気づき、
どうしたら育てられるのかを
くり返し、くり返し学び、実践してきました。
 

残念ながら(笑)
すぐに、劇的に変わるものではありません。
 

でも、
丁寧に取り組むことで、
心は確実に変わっていきます。
 

器を育てる作業は、
地道にコツコツ。
この積み重ねが、いちばんの近道です。
 

まだまだ
お伝えしたいことはたくさんあるので、
また続けてお話ししますね。

 

今日もお読みいただき、
ありがとうございました。

 


 

心の器を育てなおすことは、
大きな変化を起こすことではなく、
小さな習慣を重ねることから始まります。
 

もしよかったら、
その一歩を今日から。
 

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