「もっとスキルさえあれば…」その考え、危険信号かもしれません

 

こんにちは、まゆです☺️

 

もし、あなたが今、「もっとスキルさえあれば、単価は上がるはずだ」と信じて、デザインツールの新しい技術を学んだり、

LP作成の分厚い本を読み込んだりしているなら、少しだけ、手を止めて聞いてください。

 

なぜなら、ほんの数年前の私も、あなたと全く同じ痛みの中にいたからです。
 

 

良かれと思った努力が裏目に出ていた話

 

当時の私は、業務を自動化するツールを使って、お客さんの仕事を効率化するサービスを提供していました。

 

もっと複雑な仕組みを組めるようになれば、もっと価値の高い仕事ができるはず。

そう信じて、誰よりもツールの技術を学び、Webの裏側の仕組みを研究しました。

 

でも、現実は残酷でした。

 

良かれと思って「こんな高度な自動化もできますよ!」と専門的な話をすればするほど、お客さんの顔は曇っていく。

「まゆさんの言っていることは、なんだか難しくて…」。

 

そう言われた時の、クライアントとの間に厚い壁を感じたことを覚えています。

挙句の果てには、「お金は言い値でいいから、とにかく助けてほしい」という言葉を鵜呑みにして、

全力を尽くした結果、請求書を出した瞬間に、まるで私が悪者かのような、重たい空気が流れたことも

一度や二度ではありません。

 

「なぜ、私の頑張りは、正しく評価されないんだろう?」

「これだけ勉強して、技術もあるのに、どうして報われないんだろう?」

 

自分の仕事はそんな風にずっと問い続けていました。

 

 

 

友人が教えてくれた、たった一つの真実

 

この問いの答えは、意外な場所に落ちていました。

 

きっかけは、あるデザイナーの友人から聞いた話です。

彼もまた、私と同じように、自分の技術力に絶対の自信を持ちながらも、単価の低さに苦しんでいました。

 

Photoshopのスキルを磨き、誰よりも美しいバナーを作れる。

 

でも、なぜか依頼されるのは、時給換算すると悲しくなるような、細かな修正作業ばかり。

「もっと高度なデザインスキルを身につけなければ…」そう思い詰めていた彼は、ある日、知人に誘われて、

全く乗り気じゃないまま、地域の経営者が集まる交流会に顔を出したそうです。

 

もちろん、そこにデザインの仕事があるなんて、1ミリも期待していませんでした。

そこで、たまたま隣に座った小さな工場の社長さんが、こんな愚痴をこぼしたそうです。

 

「ウチは昔ながらだから、職人の勘に頼っていてね。新人に技術を教えるのが、本当に大変なんだよ」

 

 

その瞬間、彼はハッとしたそうです。デザイナーの彼が、です。

 

彼は、いつも自分がデザインを作る時にやっている「複雑な情報を、一目でわかるように整理する」というスキルが、

この社長の悩みを解決できるかもしれない、と直感しました。

 

「社長、その職人さんの作業手順を、僕に一度、見せてもらえませんか? 写真と簡単な言葉で、誰でも真似できる

『見てわかるマニュアル』を作れますよ」専門用語は一つも使っていません。

 

ただ、相手の悩みに、自分のスキルをそっと差し出しただけ。

結果、その提案は「ぜひ、お願いしたい!」と、彼が今まで経験したことのない高単価の仕事に繋がったのです。

 

 

問題は「スキル不足」ではなかった。本当の課題とは?

 

この話を聞いた時、私は雷に打たれたような衝撃を受けました。

 

彼も、私も、根本的な間違いを犯していたのです。

 

私たちは、自分の持っている技術を「もっと、もっと」と磨き上げることばかりに夢中になるあまり、

その技術を「誰に、どうやって」届けるのかを、全く考えていなかった。

 

私たちの頑張りが報われなかった本当の理由は、スキルが足りなかったからじゃない。

そのスキルを、本当に必要としている人がいる場所に、届けられていなかった。 ただ、それだけだったのです。

 

 

 

👂聞くことで、見える世界が変わった

 

その日から、私は変わりました。

複雑な自動化の技術を追い求めるのを、一旦やめました。

 

代わりに、様々な業界の人が集まる場所に、意識的に顔を出すようにしたのです。

そして、ただ聞くことに徹しました。

 

「今、どんなことで時間を奪われていますか?」

「どんな作業が、一番面倒だと感じますか?」

 

すると、驚くほどたくさんの「悩み」が、あちこちに転がっていることに気づきました。

そして、その悩みのほとんどは、私が持っているごく基本的な自動化の技術で、簡単に解決できるものばかりだったのです。

 

私は、難しい技術の話は一切しません。

ただ、「その月末の3時間かかっている作業、5分で終わるようにできますよ」と、

相手が手に入れられる「未来」を、具体的な言葉で伝えるだけ。

 

気づけば、事業の相談をしてくれるお客さんが集まっていました。

 

単価を意識しなくても、仕事の価値が自然と上がり、価格競争のステージから、いつの間にか降りることができていたのです。

 

 

 

✅今日からできる、たった一つのこと

 

もし、あなたの素晴らしいスキルが、正当に評価されていないと感じているなら。

 

新しいスキルを学ぶ手を、一旦止めてみませんか。

 

そして、たった一つ、試してほしいことがあります。

普段のあなたなら、絶対に足を運ばないような場所へ、一度だけでいいので、行ってみてください。

 

それは、地域の商工会議所のイベントかもしれません。

学生時代からの友人が集まる、ただの飲み会かもしれません。

大切なのは、あなたと同じ「制作者」が集まる場所ではない、ということです。

 

そして、そこで何かを売り込む必要は一切ありません。ただ、聞いてみるのです。

 

「どんなことで困ってますか?」と。

 

 

📝まとめ

 

行動した後にしか、わからないことがあります。

 

頭で考えているだけでは、決して見えなかった景色があります。

あなたの価値を本当に理解し、必要としてくれる人は、意外とあなたが今いる場所の、すぐ近くにいる人かもしれません。