頭の中に自動的に流れてくる思考に

気付いている人と

気付いていないで

自分と一体化している人と

いると思う。

私がそれに気が付いたのは

神社の参拝をしている時である。

ネガティブな思考が

自動的に頭の中に流れてきた。

『こんなことをして意味あるの?』など。

私はびっくりして

その時はただ

『何これ?私こんなこと考えてないはず』って

思っていた。


その後、何かの拍子に

ネガティブな自動的に流れてくる思考に

意識が向くようになった。

これは何なのだろう?と。

探究心も出て調べた。

『エゴ』だった。

人によっては『自我』と表現している人もいる。


人間てすごく沢山の経験をしてきて

傷付いたことも沢山ある。

親や先生に言われて刷り込まれたことも。

自分では覚えていなくても

全て記憶されている。


エゴは、自分を守ろうとする。

それが防衛反応となって

実際に守ってくれる時もある。

ただ、願いを叶えていこうとする時や

新しいことを始める時には

阻止しようと働く。

エゴにとって変化は嫌う。

変化を危機だと捉えてしまうから。

そこで頭の中に

自動的に思考を流す。

『そんなことをしても意味ある?』

『私に出来るわけがないよ』

そんな風に流して

全力で阻止しようとする。


でも、エゴは憎むべき存在でもないし

忌み嫌うものでもない。

エゴの起こすことは全て

ベースは愛からきているから。

自分が傷付かないように

自分を守ろうって愛なの。

闘おうとしたり

排除しようとしたり

押さえ込もうとすると

余計に暴れる。

自分だってそうだよね?


自分の望みを叶えていくには

エゴと仲良くする必要がある。

エゴのことを

すっごく弱くて傷付きやすい

繊細な存在って捉える。

何でもいい。

自分がイメージしやすい対象で。

傷付きやすい彼女でもいいし、

傷付きやすい小さい子でもいい。

それをイメージして

信頼関係を築いていく。


いきなり否定はしない。

ネガティブなことが流れても

『確かにそういう考えもあるね。

でも、大丈夫だよ。』って

優しく語りかけてあげる。

エゴはいきなり否定されることも

恐れているし、

怒られるんじゃないかってことも

恐れてる。

過去に傷付いた経験、

他者に言われた刷り込み、

そういったことから危険と判断し

変化しないように阻止するのがエゴ。

過去とこれからの未来は違うことを

エゴに伝える。

そんなことは起こらないから

大丈夫なことも伝える。

それでも不安な場合は

仮に起きたとしても大丈夫だと

安心させる。


時間はかかるかもしれないけど

そうやって信頼関係を気付いて

仲良くなっていくと

自分の願いは叶いやすくなる。


自動的に流れている思考に

気付かないと

まるで自分の思考のように

一体化している。

自分はネガティブで

臆病な人間なんだって。

そういう人は

まず自動的に流れている思考に

気が付くところからやってみると

自分への見方も

変化していくと思う。