夏の昼下がり、スペイン人には２つの食後の楽しみがあります。

一つはシエスタの昼寝。
もう一つはサイクルロードレース観戦。

いつの頃からかこの２つはセットとなって、ロードバイクのファンたちは、しょっちゅうコックリ、コックリ船をこぎながら長いレースを観戦します。

ロードレース中継をテレビで流しながら、ソファーで昼寝をするのが大好きだという人々もいます。

まるで”睡眠薬”のようにその効果を使われていますが、スペインはそもそも自転車ロードレースには熱い国。
主要な2大会でバーモンテスやデルガド、インドゥライン、コンタドールなど多くの優勝選手を排出しています。

ロードレースファンならこの競技の中心地はヨーロッパ（スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、ベルギー、スイス。。。）やコロンビア、アメリカなどであることをご存じですよね。

時折アフリカやアジア出身のプロ選手もいますけれども。

しかし、数年前（２００９年にプロ選手活動開始）から”エキゾチック”な新風がロードレース界吹きました。

日本人選手、新城幸也選手の登場です。

By Jérémy-Günther-Heinz Jähnick / Denain - Grand Prix de Denain, le 17 avril 2014 (A258) / Wikimedia Commons, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32248087

新城幸也選手は1984年、石垣島出身。

2015年にヨーロッパカーチームに所属、ツールドフランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの主要３大会に出場した初の日本人です。

最近では２０１６年ツールドフランスにイタリアのチーム、ランプレ・メリダに所属し出場。

スペインでは新城選手の挑戦に注目が集まっており、主要な大会で優勝したマドリード出身選手、アルベルト・コンタドール選手のように大変人気のある選手の一人です。

新城選手はチームではポルトガル人選手コスタのサポートという役割ながらも、戦闘的な選手。

７月の間はスペイン人は新城選手のフランスでの活躍にくぎ付けで、
９月にはスペインで彼が走るのを観戦できるように願っています。

新城選手のブログはこちら、ツイッターはこちら

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この記事は、カルロス先生から寄せられました。

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新城幸也選手の活躍と、ロードレースでシエスタを眠るスペイン