運命の人に出会えた。
毎日はキラキラ輝いて、
写メの中の私はいつも最高の笑顔。

ずっと一緒だと信じていた。
将来のことを話したがらなくて、
大きい彼の背中は、突然小さくなった。

それから世界は灰色に滲んだ。
心の中の大きな穴も、同じ色の霧に覆われて、
時が解決するのは、本当だろうかと疑った。

桜が咲いて、元気を出してと語りかけた。
並木の下を歩く間、絶えず囁きが聞こえて、
世界はまた、桜色から色を取り戻した。

花が散って、緑になった。
外の色が、呼吸と一緒に吸い込まれたみたいに、
心の中の霧は、集まりながら七色のビー玉になって、
奥に詰まって取り除けない、覗くと綺麗な思い出になった。