明け方、空が少しづつ白みかけてきた頃、何故か感じた違和感で目が覚めました。
夢の中で彼らが歌ってました。
観客席には自分自身と、ごく一部の友人。
みんな彼らの発する音を一音たりとも聴き漏らさぬよう、全てを目に焼き付けようとしているかの様で、そこには張りつめた空気が。
ステージの上の彼らは、いつものように楽しげに、そして真剣に歌っていました。
その姿に感動したのか、夢の中の私はボロボロと泣いていました。
拍手すら忘れるくらい夢中になって、彼らの作る音の空間に身を任せて。
その時、どうやら私自身は眠りながら泣いていたようで。
先程感じた違和感は涙でした。
胸の中に感じる『ほわっ』とした暖かさ。
ライブやイベントに参加した後、必ず感じるその暖かさは彼らに対する『愛おしさ』なのだと思う。
その『暖かさ』が時に『不安』を呼ぶけれど、今の私にとっては必要なもの。
バカみたいに彼らが、RAG FAIRが好き。
年甲斐もなく熱中して、時々『何やってんだろ?自分』と、ふと冷静になったりするけど。
でも好きなんだからしょうがない、その気持ちに嘘はつけない。
こんなおばちゃんだけど、あなた達を好きでいていい?
あなた達の後ろを着いていってもいい?
もっともっと好きになってもいい??