DUCK CALL!

DUCK CALL!

ポジティブすぎる22歳のブログ。得意なことは、人の前に立って話をすることと、ちょっとばかし人とは違う目線で考える事だよ☆(*'▽'*) どうぞよろしく!!

Amebaでブログを始めよう!
ちょうど一年くらいまえ、お父さんが結構デカイ事故を起こしました。

とはいっても、誰も怪我をしていないし、お父さんが仕事帰りで疲れてて、うっかり電柱にぶつかっちゃって車が駄目になったってだけの話。

でもちょっとすごいのはここから。

実は、お父さんは奇跡的に無傷だったのですが、車はもう、運転席以外ぐしゃぐしゃになってました。
窓ガラスは割れて、なにもかも、車みたいじゃなくなってた。
何年も乗って来たのが嘘みたいに、カーナビも、置き忘れていたCDも、結構悩んでかったクッションも全部ガラスが突き刺さって、まるでこの世の災害が全部車に降り掛かったみたいに。

お父さんはどうしようもないので、車を買った時のお店の駐車場に置かせてもらって、一度帰ってきました。
その後、朝になってすぐ電話したのですが、お店の人曰く「これはもう乗っていた人皆亡くなっているだろう」と車を一目みて思ったらしいです。

本当にぐちゃぐちゃで、もう動いてるのがおかしいレベル。
後部座席はめちゃくちゃになって、助手席もつぶれてる。

怖かっただろうなぁ、お店の人!笑

前の車も、その前の車もそこで買った長年の付き合いの営業さんは「任せておいてください!それより早く病院に」と言ってくださったのでしばらく置かせてもらうことに。


結局父は検査しても何もない健康体で、皆でほっとした後に、その前の日の車の事を思い出してはっとしました。

「あれ、昨日洗車にいったような……」


そう、その前日は実は、私は生まれて初めて(この年にして)洗車を手伝いに行った日だったのです。

夏の暑い日で、必死に洗ってピカピカになった車がすごく綺麗で、今だって思い出せるくらい感動した記憶が。

あんまり磨くのが楽しかったから「いやぁ、こんなに洗車が楽しいなんて思わなかった!またいくときは是非一緒につれていってくれ!!車も、良かったなぁ~こんなに綺麗にしてもらえて」って言ったのを覚えてる。


で、やっぱり思う訳ですよ!

車が「ありがとう」って思って、それでお父さんを助けてくれたのかなって。


だってさ、車がぐしゃぐしゃなわけじゃん。

それで運転席だけ無事って絶対におかしいわけで、JAFの人にも「奇跡ですね!」って何回も言われたって言ってた。


もうそう思ったら、店の裏の駐車場に置かれた、夕日に照らされた車みてたら涙がでてきて、「もう、本当にごめん!ありがとう!!君みたいに良い車にのれて、幸せだったよ!」ってずっと心の中で繰り返しながら泣きじゃくってた。

しかも、そのお店の駐車場の裏が、何故かクジャク小屋ですごい「くぉ~」ってクジャクがこっちに向かって呼び続けてて恐ろしいやら、なんやら。
クジャクがそもそも一般の家で変えるってこと初めてしったし、あんなでっかいクジャク小屋みたのははじめてで、しかも檻の壁ぎっしりクジャクが居るの。
まるで車を見にここまで着ましたって感じにぎりぎりまでこっちによってみてるのが怖かった。

クジャクってあんな鳴き方するんだねって妹と良いながらクジャク小屋を背景にした、真っ白で、夕日に染まってる車をみてた。


そういえばおばあちゃんが生きてて、元気な時に買い替えたのがこの車で「これからはカーナビがつくよ!すごいね~!」って何回も言った様な気がする。


なんか、車って本当に思い出を乗せてはしってるんだなぁって思うわけです。



実は、新しい車が着て、もうすぐ半年になるわけですが、今日ちょうど洗車に行ってきました。

紺色の、前よりちょっとちっさいけど、ピカピカの楽しい車!

おばあちゃんが居なくなって初めて買った車。

車は人生だなぁと思う今日この頃です。
今ある車も大事にしてあげないと、きっと車には命があると思うんだよなぁ。