不妊治療を経験すると、どうしても授かることがゴールになってしまう。
費やした時間やお金、そして何より気持ちが多ければ多いほど。
私はきっと、その代表格だった。
妊娠しない=女としての価値がない
ほとんどの人が出来てるのに、私は出来ない。
その事実が悔しかった。悲しかった。
そして分からなくなる。何のために妊活してるのか。
私は、母親になりたいのか。
それともほとんどの人が手に入れてる幸せを、入れられない自分が嫌なだけなのか。
妊娠して出産した後の大変さは、全く考えないようになってしまう。
産後うつになって、自ら命を絶つ人もいる。
大好きだった赤ちゃんを、いつしか虐待してしまうような人もいる。
それぐらい、育児はハードだ。
私が奇跡的に妊娠した時、
覚悟が出来てなかった私に、みんなは
「みんな出来てるから大丈夫だよ」って励ましてくれた。
いやいや、みんな出来てる事が出来なかった人間なんですよ。
たまたま奇跡的に授かったけど、
本当にちゃんと生まれるかな?
育てられるかな?
母親になれるかな?
障害があっても、愛せるかな?
そんな不安でいっぱいだった。
案の定、産後うつになった私は、
泣きながら、育てられないって実母に訴えた。
みんな辛い経験をしてる。寝ないで頑張ってる。すごいよ、立派だよ。
でも私は無理。
そんな風に思う自分が情けなくて嫌で
消えてなくなりたかった。
やっぱり私は、母親になりたかったんじゃなかったんだ。
なりたかったけど、まだ自分が子供過ぎて、1人の人間を育てるなんてそんなの無理だったんだ。
この子は、間違えた場所に来ちゃったんだ。
そう思いながら過ごす毎日は苦しくて苦しくて。
でも、息子は天使だった。
こんな私に笑いかけてくれる。
歌ったら喜んでくれる。
泣いてる時に抱きしめたら、泣き止んでくれる。
他の誰でもない。
息子が私を、ママにしてくれるんだ。
授かった瞬間、産んだ瞬間、ママになれる人は本当にすごい。
でも私は、息子と一緒。
40歳だけど、まだ7ヶ月。
成長の早いあなたは、きっとすぐにママを追い越していくだろうけど、
ママも成長出来るように頑張るからね。
いつもありがとう。