母が入院して3週間以上が経過しました。
この3週間私の気持ちは大きく揺さぶられ、そして変化しました。
最初の1週間は、病院嫌いの母の気持ちがとても不安定で、
また恐らく病気への不安も大きかったのでしょう。
家に帰りたい気持ちとも入り混じって、笑顔を見せてくれることは少なかったです。
子供の様にわがままな母にとても戸惑いまいした。
今思えば、母も家族も、大病で長期入院は初めての経験だったから仕方のないことだったのですが・・・
そして母のがん宣告に、私は毎日べそべそ泣いていました。
「今まで母の為に私は何をしてあげられてたんだろう?」
「もうちょっと気遣ってあげられてたらこんなことにはならなかったんじゃないか?」
今更と分かっていても、このネガティブな「後悔」という気持ちは止められませんでした。
旦那さんはここまで精神的に弱っている私を見たことがなかっただろうからビックリしただろうな。
でも、彼の支えが私の源になっていることを改めて認識したのもこの時でした。
それから少しずつ体力がついてきたようなので手術の日程が決まり、無事終了。
翌日からは3日間絶食(飲み物も×)。けれど歩くリハビリがスタート。
その後食事が出るようになっても母は全く食べられず・・・
けれど一日一日懸命に、少しずつ歩いたり食べたりする母に涙がでました。
現在は手術から2週間が経ちました。退院の文字が見えてきました。
母の食べられる量次第の様です。
ここまで母は本当に頑張ったと思います。
父と2番目の姉は毎日、私はほぼ平日一日置き+週末に、
社内で異動辞令が出てしまった一番目の姉は週末に必ず顔を出します。
家族で毎日母の傍にいることで、母も笑顔を見せるようになりました。
家族の力ってこんなに大きいんだね。
おばさんやおじさん(母の弟・妹)が来ると、少しお姉さんの顔になる母。
でも弾む会話でとても楽しそうでした。
母は戦前に生まれているので長女としてきっと色んな事に耐えてきたんだと思います。
結婚後、父は転勤も多かったし、いつも新しい土地で子供たち3人を抱えながら生活の基盤を作ってはまた最初から。
そんな繰返しも大変だっただろうな・・・。
高熱が出ても、傷口が痛んでも、絶対に「痛い」や「苦しい」と言わない母。
父は「もっと気を楽にしていいんだよ。」と優しく声を掛けてあげます。
父が来ると、とびきりの笑顔を見せる母を見ていると、
父とこれまで歩んできた道は娘も分からない位長い長い歴史を一緒に刻んできたんだなと感じます。
先週母が言いました。
「私はこれまで頑固になりすぎてた所があったかもしれない。色んな人に感謝する気持ちを忘れてたわ。」
母は色んな事に耐えてきたのに、その気持ちに気付かずに、むしろそれを当然の事の様に思い、
いろんな我儘を母にぶつけて、母と衝突してしまった過去に私は反省をしました。
30歳も過ぎて甘えるの娘もどうかと思うけれど、父と母から学びたいことはまだまだ沢山あります。
だから長生きして欲しいし、親孝行も沢山させて欲しい。
これまで既にたくさん親孝行している方も大勢いらっしゃるとは思いますが、
自分が後悔しないような親孝行を是非今すぐ実行・継続することを強くお勧め致します。
手術が成功する前に私が襲われた、後悔の渦に巻かれるような気持ちには
誰にもなってほしくないと思うのです。
今の素直な私の今の気持ちをここに残します。
