1月15日から24日はインドネシアのジャカルタ、フィリピンのマニラ、そしてカンボジアのシェリムアップという3か所を訪れる機会がありました。そのどの場所でも共通にあったのが洪水です。

ジャワ島西部のBanten地区では私が行ったときに高速道路が浸水、その地域の田んぼも多くがが被害を受け、亡くなられた方もいたそうです。私が空港に到着した際も高速道路は通行止めで、先に食べて通行止め解除を待って通ったのですが、左側の田んぼは大きな川のようになっていて、まだ道路も30cm程度の浸水、背が高いトラックは我々より前に通れたようですが道の端がみえずに横転していて、その手前が渋滞、さらにその渋滞地区ではどこから聞きつけたか車の間をものを売る子供たちがいるという状態でした。現地の人によると、5年に1回あることで季節行事のようにいっていることが驚きでした。
ジャワ島の高速道路の浸水していた個所
次に行ったマニラ南の地区も洪水が3カ月前に置き、さらに次にいったカンボジアでもアンコールワットがあるシェリムアップという街では洪水で道を引きなおしていたり、一部の遺跡が浸水して中を直接みれないところもありました。

シェリムアップの洪水後の道工事


一方、私が住んでいるシンガポールも今年はオーチャード通りという東京の銀座通りのようなところの一部で2回浸水が起こっています。また、我々が住んでいるコンドミニアムも水に弱いといわれていて、住居を決めるときには水のシミがないかをまずみることと総務の方にいわれました。実際に、友だちや後輩の家でも雨風が強かった後に出張で家に帰ったら家が水浸しになっていて泣きながら掃除した人や、キッチンの水のパイプがこわれて一部水漏れがあり、修理をお願いしたら別のところを逆にこわしたようで洗濯機に水がたまらなくなったなどの話もあります。またその修理を頼んだ日時にこず、フォローしたら今日はいけませんなど、結構みんな苦労しています。

日本の東北大震災の被害対策に対する行政の決定が遅いなどの指摘はもちろんありますが、こうした状況をみると、日本は何か起こったら完ぺきな対策や業者が対応を時間どおりにしてくれることが当たり前となっていますよね。季節行事のように受け止めて対応もゆっくりというところはびっくりするとともに、日本はすごい、これが国際的には普通なのかもと思う今日この頃です。