以前
「イベント放送 ラジオきらっと」についてお話しました
ちょっと気になった点がありましたので
今回は、このお話しです
📻
【期間限定AMラジオ局】
財団法人国際科学技術博覧会協会所属筑波放送試験局
略称:科学万博放送局
愛称:ラジオきらっと
演奏所:国際科学技術博覧会会場内
送信所:茨城県北相馬郡守谷町大字大柏下ヶ戸(現:守谷市大柏)
周波数:855kHz
出力:1kW
「ラジオきらっと」は、イベント放送が制度化される前に開設された唯一のAM放送局です
聴取可能エリアは、送信所を中心とした半径20kmと設定していたようでしたが、北海道から九州まで全国から受信報告が届いたと記載されております(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
Webで調べますと、この様なサイトがありましたので紹介いたします
東京都豊島区でも、昼間十分番組を楽しめるレベルで受信できました。
約70km離れた横浜市内でも自作のループアンテナをラジカセの横に置けば良好に受信が可能でした。
すごいですよね
小さい出力でも、設定した範囲よりも広範囲で受信できてます
AM放送のメリット
「広範囲に電波が届く」ことが証明出来ました
ここからが本題です
「【AM放送局の送信アンテナについて】R06」では、AMラジオ送信アンテナの高さについてお話しております
この記事を基に「ラジオきらっと」のアンテナの高さを計算してみますね
「ラジオきらっと」の周波数(855kHz)の場合
毎秒30万キロメートルを、855kHzで割って、350メートル
【本来必要なアンテナの高さが350メートル】
建設費用などの理由もあり、4分の1波長のアンテナで設計するから、350メートルを4割って、87メートル
送信アンテナの高さは「87メートル」必要となります
ただ、高さの足りない分を補うための条件がありましたよね
それは、海辺や川辺など湿地帯の土地に建設すること
(大地を鏡に見立てて肩代わりさせるため)
ここで疑問
その1
当時「ラジオきらっと」の送信施設があった場所は?
現在、守谷市の「市役所」になっているそうです
MAPで見てみましょう
海辺や川辺など湿地帯の土地といえるのかな
それとも当時は、周辺が「水田」だったのかな
その2
イベント放送の開設は、6ヶ月以内の期間だけ
このために、87メートルものアンテナを建設するのかな
残念ながら
当時の資料が見つかりませんでしたので、正確な情報をお話しすることは出来ませんが
もっと簡易的なアンテナで放送したと考えられます
📍
ここで
「臨時災害放送」
被災した地域に各種情報(地方公共団体からの災害関連情報、避難場所、救援物資、仮設住宅、ライフライン復旧状況など)を提供するラジオ放送
「コミュニティ放送」
地域の話題や行政、観光、交通等の地域に密着したきめ細かな情報等を提供し、地域の活性化等に寄与することを目的とした地域密着型ラジオ放送
放送エリアは
限定されても問題無いです
が
「イベント放送」は、会場の雰囲気を味わいたい聴取者もいますよね
AM放送を停波し、FM放送に移行するのであれば、「イベント放送」のAM放送を認めても良いのではないでしょうか
「NHK」と「2道県の民放(北海道・秋田県)」のみがAM放送を続けるため、国内での混信問題が発生する恐れは「無い」ですよね
seis
やはり
納得いきません
茨城県から送信出力「1kW」
送信アンテナは、放送期間6ヶ月で撤去できるレベル
それでも、日中東京都内でも受信可能
(頑張れば全国で受信可能)
「ラジオきらっと」の送信施設に関する資料があれば、はっきり言えるのですが、「国」や「日本民間放送連盟」が報じているほど、大規模な「送信施設」「空中線電力」が無くても、AM放送も少ない「金額」「規模」で効率良く放送が出来るのでは?
なんか、そう考えてしまいます
続きはまた
この記事は、SEIが自分なりに調べた内容と、勝手に解釈した内容で記載しております。
内容に誤りや、誤認識等あると思いますので、あくまでも個人的な記事として見ていただくか、間違え等お教えいただければありがたいです。