石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

 また、被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。

 

 

 

 

 1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」

 輪島市の漁港が、地盤の隆起により、港が無くなったとの報道がされておりました

 ちょっと気になったので書きますね


 

 SEIも以前、石川県羽咋市(はくいし)に住んでおりました

 石川県羽咋郡志賀町は、社会人として初めて仕事を任された(独り立ちした)場所

 思い出の地です

 

 週末になるとよく出かけたのが、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ車

 

 千里浜なぎさドライブウェイは、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る砂浜の延長約8キロメートル (km) の観光道路で、千里浜と今浜の一部と出浜の各海水浴場も兼ねております

 

 また、夏季の1か月間は道路交通法を適用する公道として車線を区分けするロープが張られ、その脇に速度制限と駐車禁止の道路標識を設置している浜です

 

 

写真:石川県羽咋市のWebサイト「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」より

 

 

 

 

 徐々に砂浜が狭くなってきました

 

 

 

 当時お世話になった地元の方々ともお話ししたのですが、2011年3月11日の東日本大震災後から、砂浜が狭くなってきたように感じられます

 当時は、原因がはっきりしておりませんでしたが

 

 2021年2月に掲載された北國新聞の記事では、「波による浸食で21日までに消えた」と報じております

 

 

 

 北國新聞Webサイト「千里浜ドライブウェイ、一部消滅(2021年2月掲載)」

 https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/337928

 

 

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、手取川ダムをはじめとするダム建設による土砂供給の減少とともに、風によって生じる波の侵食などにより減少が原因として記載しております

 

 

 対策として石川県は、2021年3月25日から土砂約6千立方メートル (m3)を投入して緊急養浜を進め、大型バス同士がすれ違える程度にまで車線を確保する工事を行ったものの、2023年12月31日17:00から当面の間、波浪を理由に全線で全車両通行止となりました波

 

 

 

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現在の様子

 

千里浜ライブカメラ

 

 

 確かに、現在は大型バス同士がすれ違えるほどの砂浜はありませんね

 

 千里浜は、いつから存在していたかわかりませんが、千里浜なぎさドライブウェイの起源は、1955年前後に観光バスの運転手さんが千里浜(千里浜なぎさドライブウェイ)を最初に走ったことと言われておりますバス

 半世紀以上使用された浜が、突然無くなってしまいました

 

 

 

 「羽咋市」と「輪島市」

 「砂浜の減少」と「地盤の隆起」

 

 砂浜の減少も、地震の前兆だったのかなと考えてしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットニュースの内容です

 

 

 

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タイトル:「海を取られた」途方に暮れ 漁業者、それでも港町に 能登地震

URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/b76c7f92ab5a8f9cac0af825646466769100860a

1/29(月) 21:12配信

毎日新聞

 

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 能登半島地震で石川県輪島市門前町の漁港では約4メートルの隆起が確認された。黒島漁港は港内が干上がってしまっている。同漁港で漁をしてきた高島長憲さん(80)は、「海を取られたから何にも残っていない」と話す。

 地震の発生時は漁港で作業をしていたが、揺れはその場で転倒するほどだったという。津波を想定し、高台にある寺に向かった。そこから見えたのは、干上がった港だった。「海が引いたから(津波が)来るなと思ったが、永久に来なかった」。出漁できない状態に、「自分でも県でも何ができるわけではないから、黙っているだけです」と途方に暮れる。

 自宅には「危険」と書かれた赤い紙が貼られ、住める状態ではなく、近くの公民館で過ごしている。金沢に住む子どもたちからは身を寄せるように声をかけられているが、愛着のある黒島にとどまるという。【後藤由耶】

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専門家による見解

 

 能登半島周辺では海底の隆起により漁港の利用不能、漁場の変化、漁船及び漁具の損壊など、多大な被害が出ている。 かつて、東日本、阪神淡路、奥尻島など自然災害により、幾つかの地域で漁業が壊滅的な被害を受けてきた。しかし、その都度、助け合いながら復興の道を成し遂げてきた。多くの国民が応援している。政府も最善の作を尽くしてくれるだろう。石川県知事も奔走している。希望を忘れないでいたい。 今直ぐに明日を考えることは、難しいだろう。 まず、安全を確保し再起の機会に備えて欲しい。日本海の漁業者が与えてくれる海の恵みを心待にしている国民は多い。

 今後、漁港、漁船団の統合などが求められるだろう。まず、国、県等は、できるだけ早く現状を調査、分析し、漁業者が希望を持つことができる具体的な支援策、漁業の方向性を示して欲しい。新たなIT化された養殖場の整備、科学技術を用いた漁場の再生支援などが求められる。

 

山田吉彦

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

 

 

 

 

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タイトル:むき出しの海底、姿を変えた島 地震前後の比較で見る能登半島の景観

URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/4e37b24f1b8bbb70eab2065edb43c585aac3b202

1/27(土) 13:00配信

朝日新聞デジタル

 

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 地震による地盤隆起で、一部の海岸線が沖合に移動した能登半島。輪島市北西部にある門前町深見の上空で、2009年の写真と同じ方向から1月14日午前に撮影した。

 比較すると、09年に海だった入り江からは海水が引き、海底が見えている。海岸線は消波ブロックよりも沖合に。海沿いの道路では土砂崩れが発生している。

 産業技術総合研究所によると、同市門前町鹿磯(かいそ)の鹿磯漁港では約4メートル隆起した。日本地理学会のグループによる航空写真の判読では、隆起によって能登半島全体で陸地の面積が4・4平方キロメートル広がった計算になるという。(嶋田達也)

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