父の口数が減った。
毎日諦めることばかりが増えて
やるせないんだろう。
目を合わせてくれなくなった。
何を思っているんだろう、、、
父の笑顔が減って
母も笑顔が減ってゆく
疲弊してゆく
こんなつもりではなかったのに
いつか一緒に仕事が出来たら
そんな風に思っていた。
あの日、すごく風が強い日だった。
ふらっと実家に立ち寄って
いっぱい話をした。
何を話したんだっけ、、、
定額減税の話をしたんだ。
「税務署に電話して、こんなめんどくさいもの
ウチは年末調整で一回でやるからって言ってやったんだ」
あの時は元気だったのにな。
なんでなんだろうな、、、
父はただコツコツと真面目に
仕事一筋で生きてきて
引き際は、自分で決めたかったんじゃないのかな。
父が大切にしてきた車に乗ると
元気な頃の父を感じて
もう父の生きがいを奪いたくないから
諦めてない父がいる限り
自分も諦めずにいたいと思う。