第40回福岡県吹奏楽コンクール

 

 

吹奏楽のコンクールを聴きに行った。

 50数名の楽器が重なり合うと音と音の広がりで会場全体が響きあい、吹奏楽の渦に中に包まれる。

 演奏が始まると、自分もマウスピースを口にくわえて、口をすぼめて腹から息を出し、鼻から一気に息を吸い込む動作をしたくなる。

 或る吹奏楽団では、指揮者のタクトを振りかざすと同時に強烈な音量とリズムが奏でられて、2階席の端にも響きわたってきた。

すぐにサックスに視線が向き、双眼鏡で口元と手指の動きを見つめながら集中して音を聴いていると、サックスのソロパートの柔らかくてきれいな音色に引き付けられてしまった。

自然と手にも力が入り、腹から力が沸き起こり涙がこぼれそうな感情になる。

各楽器の一音一音がきれいで迫力が迫って来る。

海外旅行で写真を撮ることも感激するが、こんな演奏を聴けることは、身近にこんな演奏をコンサートホールで体験できることは、ステーキや寿司を食べるより満足感を得られる。

自分の部屋の片隅に眠っているサックスをケースから出して、マウスピースの感触をすぐにでも感じたい気持ちになった。

これはサックスの再始動かも!

感動を伝える難しさ。

いい音楽は、いい演奏はわかる。

感じることができることは幸せか。

 

コンクールから帰り、すぐに精華女子高校吹奏楽部のCDを聴きながら、この文章を綴っている。心地いい時間を過ごせていると思う。

また、今日の吹奏楽コンクールに行った目的は、我が子の友人が吹奏楽部に所属していて、再会できるかもと思って出かけた。

そして、待機場所で久しぶりにお会いすることができた。音楽の繋がりと我が子の繋がりで、これも人との出会いがまた重ねることができた。

その彼女はクラリネットを学生時代から吹いていて、仕事をしながら楽団に所属していたが、現在妊娠8ヶ月でこのコンクールで一時休止するとのこと。

この吹奏楽に出かけたことで再会できた。

そして、元気なお子さんを生んで育んでほしいと願うばかりです。