季節はもう秋かもしれないけど。
2024年の夏 最後の乗り鉄旅の記録。
前回の投稿。
1.青春18きっぷで乗り鉄
2.網走でダラダラ
3.大鵬記念館へ行ってみた
4.時間があったから北見でちょこっと観光
今回から「旅の内容」編。
この投稿は2.です。
今回の旅のメインは、川湯温泉にある大鵬記念館へ行くこと。
1.と3.だけの計画でした。
網走で2泊3日。
1日目と3日目は移動、宿に荷物を置いて、2日目に川湯温泉まで往復。
あ、そういえば網走の中心部をぶらぶらダラダラしてみたい、って前に思ってたっけ。
乗り鉄の途中で「泊まるだけ」「通るだけ」ということが多いから…。
大好きなNHKの「世界ふれあい街歩き」のように
網走でダラダラ過ごす1日。
網走の宿。
いつも楽天トラベルで予約しているんだが、「空き無し」の日がけっこう多い。
今回は、青春18きっぷの有効期限内ならいつでも良かったから、「2日連続で空いてた日」にやってきた。
駅に広告出してるくらいだし。
もしかして…ネットでは満室でも、電話かけたら空いてたりするんだろうか?
そのうち、やってみよう。
前夜遅くから早朝にかけて、かなりの大雨でしたが、ワタシが出かける頃にはきれいに晴れました。
すき家の朝食にコーヒーをつけました。
モーニング限定で、80円でコーヒーが飲めるとな。
そういえばこの網走すき家、前に来たときはたしか、朝9時オープンだったのよ。
それが今回は、24時間営業になっていた!
あのときは考えなかったけど、もしかして、コロナの影響で短縮営業だったのかしら…。
網走駅。
前日のうちに観光案内でもらっておいた「観光用の地図」を見ながら、街歩き。
観光用の地図って、必ずしも正確ではないのに、歩くときはGooleマップよりずっと便利だと思う。
「歩くひと」の視点に立って、目印が的確に表現されているからかな?
網走の「街の中心」は、駅から少し離れている。
そちらへ向かって歩く。
きれいな市役所だなあ、と思ったら建設中。
旧刑務所が寺になり、幼稚園を併設しているという…。
約2時間後にもう一度この前を通ったら、幼稚園の営業時間(?)らしく、門が閉鎖されていて、旧刑務所らしさが増しているように感じてしまいました…。
史跡です。
線路を渡って、坂を上がると、網走郷土博物館。
思ってたのと…違う。
ステキな建物じゃん
入館料は大人120円。
こちらは昭和11年(1936年)に建設開館した北海道最古の博物館建造物とのこと。
設計したのは田上義也という建築家で、北海道のユースホステルも数多く手がけたそうです。
ワタシは若い頃、北海道のユースホステルをあちこち泊まり歩きました。
当時訪れたユースホステルで、そのまま営業を継続しているところは、残念ながらほとんどないようです。
いろいろと「知見」が増えた今、もう一度見てみたい気もしますけれどね。
歴史ある博物館なので、展示物に「おおっ!」と思うものがゴロゴロしている。
右から左に、皇紀二千六百年(昭和15年)と書かれている。
アイヌの家を再現したこのジオラマも、開館当初につくられたものらしく、解説文が難解。
次は中心部に戻って、網走市立美術館。
閲覧料200円。
なぜか「入館」ではなく「閲覧」。
大した知識はないのだが、旅先の美術館でゆっくり絵を眺めるのは好きだ。
「最近の人」の現代的なアートは「ちょっと…ついていけない」とか「心の内面を押し付けられているようで…重い…」とか、ネガティブな印象を持つことが多いのだが(すみませんねえ)…。
常設展に並んでいる「風雪に耐えた作品群」を観ると、なんとはなしに、「いいなあ」「好みに合うなあ」と感じる。
思うに、作品が発表された時点では最先端過ぎて「ちょっと…ついていけない」と凡人に煙たがられたのだろうが…。
時代が追いついてきたのと、「本当にいいもの」だけが残って、ワタシのような者でも穏やかに鑑賞できたりするのだろう、と。
再び、街歩き。
「私立」図書館て…現代でも、大宅壮一文庫くらいしか思い浮かばないぞ(不勉強なだけ)。
ここまで街を歩いてきて、網走ってすごく文化的な街じゃん!という印象が強くなった。
海が見えるところに来た。
そろそろ、お昼時。
右手に見えるのが帽子岩か?
思ってたより小さい気がするが。
湘南には烏帽子岩がある。
どちらも「ぼうし」なのが、なにげに親近感。
道の駅でひと休み。
フードコートでお食事。
かにめし850円にドリンクバー200円をつけて、1050円。
自販機でWAONが使えてびっくり
かにめしはリーズナブルなお値段だが、ほんのり温かくて、意外と言っては失礼だが美味しい。
フードコートだしね、そんなに期待してなかったんだけど。
ドリンクバーは「90分飲み放題」とあったので、これを頼めば90分堂々とダラダラできる、と。
もっとも、60分で飽きて、外へ出てしまったけどね。
ざっくり計画した「観光」の最後はモヨロ貝塚館。
大人300円だが、ここは高校・大学生料金200円が設定されていたので、放送大学の学生証提示で入館。
ここも…思ってたのと違う
郷土博物館もそうだったのだが、「お役所感あふれる古びたコンクリートの建物」を勝手に想像していたのよ。
このところ、旅に出る前に「調べすぎない」を心がけているのでね。
ワタシはもともと、遺跡とか古墳とか、まったく興味がなかった。
西安の兵馬俑も、延安で「ヤオトン(窰洞)」という横穴式住居(これは古代のものではない)を見るのがメイン。
「はるばるここまで来たんだから、兵馬俑も見ておこうか」という程度の認識。
ところが、どうしたものか…。
北海道に引っ越してから、遺跡にも興味が湧いてきたのですよ。
というわけで、興味を持った展示をあれこれ写真に撮ってきました。
こんなこと、学校で習わなかったよね、という「歴史」がたくさんあるのだと、あらためて気づいた網走街歩き。
貝塚館の周囲は、公園のようになっていて、遺跡を見ながらぶらぶらダラダラ散策できる。
さて街歩きの最後は時間調整のお約束、市立図書館でダラダラ。
なんだか立派な施設の中に、広くて快適な図書館が。
郷土資料がまとまった閲覧室で、北海道の廃線関連の本を読んでしまった…。
昼間はちょっと暑かったけど、日が沈んできたら肌寒い。
「念のため」と持ち歩いた長袖シャツを羽織る。
もう少しお散歩を…と網走駅方面をぶらぶらしていて、「旧網走駅跡」を発見。
たまには「すき家」「ビクトリアステーション」以外で晩ごはんをとろうと、ディナー営業が始まるころまで、ダラダラ。
お目当ての定食屋さんがあったのだけど、気が変わって、中華料理店で「前菜+メイン+ビール」で1250円のセット。
この日は、朝も昼も「米」だったからね〜。
続く。
※記録のために書いておくと、このとき、日本は米不足。スーパーやドラッグストアから米が消えていた。チェーン店は何事もなかったかのように白い米を提供してたけど、「お目当ての定食屋さん」は「大盛りとおかわりはできません」と掲示されていた。