藤沢に戻ってから、「誰かと会う日」が多い。
「ひとりでナニかしたネタ」がないので、ついついChatGPTとの対話(?)を披露してしまう。
何しろ、自動的に生成されるからね。
さて、そろそろ入学試験のシーズンも終盤ですかな。
去年・今年と、親戚に大学受験生が何人かいまして。
ワタシの親戚は、ワタシより上の世代には大卒以上の人がいない。
大学なんて行ってどうするんだ?さっさと働け!
…みたいなメンタリティの持ち主が、未だにいる。
そこまでひどくなくても、「大学」という場所への理解が乏しく、トンチンカンなことを言われて「なんだかなあ」という場に出くわすことが多い。
まあそういうわけで、せめてワタシくらいは、「的確に」ポジティブなことを言ってあげたいと思うわけで。
そこでまたまた、ChatGPTさんに相手をしてもらいました。
前回は、隔靴掻痒な会話になって、大失敗でしたが。
今回は大変に有用なアドバイスをしてくれました。
以下、ワタシの質問は「すぅ:」のあとに示し、改行したあとに出てきたのがChatGPTさんのお答えです。
※書式と「すぅ:」の挿入だけ手を加えましたが、そのほかは「ワタシの入力」と「ChatGPTさんのお答え」そのままです。
斜体はワタシのツッコミです。
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まず、本当は昨年聞いておきたかったことを。
今年ももしかしたら…なのですが。
すぅ:第一志望校に落ちて、ものすごく不本意な大学に入ることになった親戚に、なんて声をかけたらいい?
親戚が第一志望校に落ちて、不本意な大学に入ることになった場合、以下のように声をかけることができます。
「落ち込んでいる気持ち、とてもよくわかります。でも、大学で学ぶことは、入った大学に関わらず、自分自身の成長につながるものです。どんな大学でも、自分の目的や目標を達成するためのチャンスがあると思います。頑張ってください!」
「第一志望校に入れなかったことは残念ですが、この大学で新しい友達や経験を得ることもできます。大学生活は充実したものになるよう、自分自身で積極的に取り組んでみてください。応援しています!」
「今の状況は大変かもしれませんが、自分自身が成長し、自分の道を見つけるための良い機会でもあると思います。新しい環境で、自分にとって大切なことや目標を見つけて、精一杯頑張ってみてください。」
すぅ:私自身は受験に失敗したことがないので、嫌味に聞こえそう。ほかの提案は?
確かに、自分自身が受験に失敗したことがない場合、そのことを言うことで相手に嫌味に聞こえる可能性があります。以下は、より優しい声かけの提案です。
「大変な気持ちだと思いますが、あなたの努力はきっと報われると信じています。落ち込んでいる気持ちはわかりますが、その気持ちを乗り越えて前向きに取り組んでいくことが大切だと思います。応援しています。」
「第一志望校に入れなかったことは辛いかもしれませんが、今後の人生において、そのことが必ずしもマイナスになるわけではありません。自分自身がやりたいことや目指すことを見つけるきっかけにもなるかもしれません。頑張ってください。」
「大学に入ることは、人生の中でたくさんの出会いや経験を得るチャンスです。その大学で新しいことに挑戦してみることで、自分自身が成長することができるはずです。一緒に応援しています。」
すぅ:実は私は、努力が報われるとは限らないことを知っています。努力したのに報われていないと感じる人を何人も知っている。あなたの提案は白々しく聞こえるので、ほかの提案をお願い。
ご指摘いただきありがとうございます。確かに、努力が報われるとは限らない現実もあるため、そのような場合は「努力すれば報われる」という言葉だけでは相手の気持ちを汲み取れない場合もあります。以下は、より適切な声かけの提案です。
「落ち込んでいる気持ちを理解しています。受験は本当に厳しいものであり、第一志望校に入れなかったということはとてもショックだと思います。でも、この失敗を次につなげることができるかもしれないし、自分にとって良い方向に進めるかもしれません。自分自身を信じて、前向きに取り組んでみてください。応援しています。」
「落ち込んでいる気持ちはわかります。でも、これは人生の中でのひとつの挫折であり、そのことを乗り越えたからこそ、自分がもっと成長することができると思います。自分自身を信じて、次のステップに進んでいってください。応援しています。」
「落ち込む気持ちはよくわかります。でも、この大学で新しい出会いや経験をすることで、今後の人生においてもっと豊かになれるかもしれません。自分にとっての目標を見つけるための時間としても使ってみてください。一緒に頑張りましょう。」
生身の人間とは違って、納得のいかないときに何度でも突っ込めるのは、話し相手としてのChatGPTさんの良い点だと感じます。
「それって、どういうこと?」と突っ込める・突っ込みやすい相手は、話題にもよりますが、必ずしも多くありません。
「そこまで深い意味で言ったわけじゃないんだけど…」などとうやむやにされ、気まずい空気になってしまうこともあります。
相手に忖度する必要がないのは、とても気がラクです。
「私は受験に失敗したことがない」というのは、ワタシにとっては「単なる事実を述べているだけ」ですが、人間相手に言えば「イヤミ?」「自慢?」と受け取られるでしょう。
ChatGPTさんは、ワタシの意図通りに「単なる事実」と解釈してくれるので、ありがたいです。
ある種の「空気を読まない人」と近いかもしれません。
ひょっとしたら、ワタシはそういう人のほうが、「普通の人間」より気が合うのかもしれない、と気付きました。
すぅ:なるほど、自分にとっての目標を見つけるための時間として、というのはいいですね。
そうお考えいただけて嬉しいです。失敗や挫折は誰にでもあることであり、その経験を生かして次に進むことが大切です。また、新しい環境で自分自身を見つめ直し、目標を見つけるきっかけにもなるかもしれません。前向きに取り組んでいけるよう、応援しています。
ちなみに昨年、親戚の子が上述の状況でした。
ワタシは本人ではなく、その子の親(専門学校卒で、大学のことはまったくわからない)と会っただけですが、なんと言っていいかとても困りました。
「不本意な進学かもしれないけれど、そこで一番を目指せばよい。自分にとってかなりレベルが低い学校だと思っても、もっと優秀な人が受験に失敗して入ってくることもあるから、一番になることは簡単じゃないはず。成績が良ければ、先生にも目をかけてもらえると思う」と声をかけました。
すぅ:別の子だけど、これから大学に入って、将来は大学院に行きたいらしい。大学院に入らないと得られない資格が欲しいらしいんだけど、正直、時間とお金に見合う効果が得られるようには思えない。考え直してもらえるような助言を提案して。
大学院に進学することは、将来的なキャリアアップや知識の深化、社会での競争力の向上など、多くのメリットがあります。ただし、大学院進学には時間やお金を費やすことが必要であるため、その効果が必ずしも見込めるわけではありません。以下は、考え直すきっかけとなるようなアドバイスです。
まず、どのような資格が欲しいのか、その資格を取得するために大学院に進学することが必要なのかをしっかりと理解してもらうことが大切です。また、その資格が将来的にどのようなキャリアアップやメリットが得られるかを明確にすることも重要です。具体的に、その資格を持っている人がどのような職業に就いているのか、どのようなスキルや知識が必要なのかを調べてみましょう。
次に、その資格を取得するために必要な時間やお金が、本当に見合うかどうかを考えてもらうことが大切です。その資格を取得するために必要な大学院進学の費用や時間を費やすことが、将来的なキャリアアップに繋がる可能性があるのか、リターンが見込めるのかを考えてもらいましょう。
最後に、大学院進学を検討する場合は、その大学院で行われる研究や授業内容、教員陣などをしっかりと調べてもらうことが重要です。将来的に取得したい資格を持っている教員がいるか、研究内容やカリキュラムが資格取得に役立つものであるか、などを確認してみましょう。
以上のようなことを考えることで、大学院進学に対するリアリティを確認し、将来に向けた計画を立てるきっかけになるかもしれません。
すぅ:なるほど、「大学院進学に対するリアリティを確認する」というのが良さそうですね。そのための具体的な方法は?
具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。
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資格の要件を確認する:まずは、取得したい資格に必要な要件を確認しましょう。その資格を持っている人が、どのような職業に就いているか、またその資格によってどのようなスキルや知識を得られるかなども調べてみましょう。
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大学院のシラバスを調べる:大学院進学を検討する場合は、その大学院で行われる研究や授業内容、教員陣などを確認しましょう。特に、取得したい資格に役立つ授業や研究内容が含まれているかどうかを調べることが重要です。
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元の大学での就職先を調べる:大学院進学をする場合、現在通っている大学での就職先やキャリアアップの道はあるかどうかも考えてみましょう。元の大学での就職先が、大学院進学をすることでより良いものになるか、それとも必ずしもそうではないのかを検討してみましょう。
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大学院進学の費用を確認する:大学院進学には、それなりの費用がかかることがあります。その費用が、将来的に得られるリターンに見合うかどうかを検討してみましょう。
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現在の状況と将来のキャリアアップを比較する:最後に、現在の状況と大学院進学による将来のキャリアアップを比較してみましょう。大学院進学によって得られるものと、そのために必要な時間やお金を考え、自分にとって最適な選択をすることが大切です。
これらの方法を参考に、大学院進学に対するリアリティを確認してみてください。
このアドバイスは、とても役に立ちました。
入学した大学で、そのまま大学院へ進もうとしているのですが、「ほかの大学院へ行くという選択肢もある」「一度、就職してお金をためてから、大学院へ行く道もある(現時点では、大学教員や研究者になりたいわけではなさそうなので)」「先輩たちの話も聞いてみたらいい」「当面、選択の幅を広くしておくほうがいい」というように声をかけたら、自分なりに考えている様子でした。
卒業するタイミングの社会情勢も重要かな、と思いますね。
すぅ:今の大学は、昔の専門学校と同程度のような印象があるのですが、実際はどうでしょう?
大学や専門学校のレベルや内容には個別に異なる要因があり、一概にどちらが優れているとは言い切れません。しかし、一般的に大学と専門学校は、提供する教育や学位の種類、進路の幅、研究や実践的なスキルの取得などの面で異なる特徴があります。
大学は、より高度な学術研究を行っていることが多く、広範な教養や理論的な知識を身に付けることができます。また、大学で取得できる学位は学士号、修士号、博士号など多様で、学位取得による進路が広がることが特徴です。
一方、専門学校は、より実践的なスキルや技術を身に付けることができる場合があります。また、専門学校は、比較的短期間で卒業できることが多く、就職につながる資格や技術を取得することができる場合があります。
ただし、現在では、大学でも専門学校でも、どちらかが明確に優れているわけではなく、目的に応じた選択が必要になります。大学でも実践的な教育を提供するカリキュラムがあったり、専門学校でも高度な学術研究を行うことができる場合があります。また、進学先や専攻によっても差があります。そのため、自分の目的や目標に合わせて、大学や専門学校を選択することが重要です。
すぅ:難しいですね。参考になりました。ありがとう
どういたしまして。大学や専門学校の選択は、人生において重要な決断の一つです。慎重に検討し、自分自身の目的や将来のビジョンに合った選択をすることが大切です。何か質問があれば、いつでもお聞きください。
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というわけで。
ぶっちゃけていえば「社交辞令のアドバイス」を求めたわけですが、ChatGPTさんはお得意のようです。
しかし、自分自身が落ち込んでいるときに、ChatGPTさんの慰めは、心に響くのでしょうか。
文字通り、「言葉だけ」ですからね。
ワタシは「言霊」や「言葉の力」を信じている人間です。
言葉は、人の心を殺すことが可能です。
嫌なことばかり口にしていると、自分の心も殺します。
恐ろしいです。
取り扱い注意なのに、そのことを教えてくれる人は、あまりいません。
ChatGPTさんとの対話で、そのことをあらためて認識するというのは、皮肉なものですな。