『興礼門』から入り
『景福宮』を見学しに行きました
『景福宮』朝鮮王朝1代王がいた場所で
ソウルにある5ヶ所の朝鮮王朝の宮殿のうち
最も大きい宮殿として
知られているそうです
『興礼門』
この門を通り 中に入ると
お堀の後があり橋を渡ります
王朝の宮殿にはどこも川があり
川の縁には
災からの守り神とされている
『テヘ』がいます
体が鱗で覆われ
顔は獅子
想像上の動物だそうで
朝鮮王朝の宮殿入口の
あちらこちらで見られます
(当時 火事が怖かったため
その守り神とも言われているとか)
『勤政門』を通り
『勤政殿』へ
王様が政務を行った場所
正面前の中央階段には
王の象徴『龍』の彫刻があります
こちらは王様の輿が通る場所
小さな両脇の階段は輿を運ぶ家臣の道だそうです
その両脇は『テヘ』が守っています
勤政殿を正面から見ると
こんな感じ
勤政殿の中
天井に注目
正面からは見えないものが
側面から覗くと見えるものがあります
それは『黄金の龍』
正面からは確認できないよう
つまり
大国の使者から見えないよう
隠して龍を作ったとか
強さを強調するため
龍の足は4本ではなく5本あるそうです
室内の照明も注意してみておくと面白いとか
1代目の王朝では写真も電気もありませんが
27代目王朝では
明かりは電器が使われ
写真も残っているそうですから
変化を見逃がさないように
朝鮮王朝の建物は
この角度から見るのが
最も美しいとされているそうです
屋根の曲線美と
屋根の上にいる『チャプサン』という
魔除けもみえます
『チヤプサン』は
先頭が三蔵法師 次に孫悟空 次に猪八戒
後は架空の生き物が飾られているとか
所説あるみたいです
『慶会楼』
多くの建物は焼失してしまい
復元されたものですが
こちらの水の中に立つ楼は
昔のままだそうです
1階部分の柱のみ
強度を増すため修復されましたが
上の建物はそのまま
外国からの大切な客や
家臣たちとの大切な行事に使われた場所だそうです
現在は入れず 事前申込すると
限定して見学できるシステムになっているそうです
『思政門』を通ると
『思政殿』
王が日常的な業務をする所
家臣との距離を無くすため
王の座る場所も低くなっているそうです
建物の前には
日時計があり
季節と時間がわかるようになっています
『思政殿』の両脇には
『千秋殿』と『万春殿』があり
側面から見てみると
四角い穴がありました
この穴は暖房設備跡
ここで薪を炊き
床暖房を入れたそうです
建物左手の細い物は煙突
煙はここから出ます
北にある門をくぐると
『康寧殿』
王が生活 読書や休憩をする場所
寝室でもあり
室内は
何も置かれていません
王様を守るためだそうです
部屋の壁が開閉式になっており
夏は扉を上にあげ
風通しを良くし
冬は閉めて 床から暖かくするそうです
『康寧殿』の門を通った裏には
『交泰殿』
王妃様の生活を行う建物があります
女官たちの部屋も隣接しており
位によって部屋が違っていました
裏庭は『峨眉山』と言われる
階段式の庭があり
鳳凰や松竹梅の描かれた
美しい6角形の煙突が
あります
春には綺麗な花が咲き
美しい庭園が見られるそうです
『景福宮』には
『国立故宮博物館』や
『国立民族博物館』などがあり
写真撮影OK
昔の高級家具は
貝の細工で美しいが
重たく 使うには実用的ではないため
現在は宝石箱など
小さなものが売られている
韓国文化
キムチは土を掘って甕をいれ
味噌や醤油の調味料は
屋根の上など
陽のあたる場所で保存するそうです
『国立民族博物館』に隣接して
古い町並みが再現されています
映画やドラマの撮影も
ここでされるそうです
この後
南大門市場へ。。。続く