二週間あまりの帰省、最後の夜。



実家で食べたのは、ごちそうではなく

炊き込みご飯、豚汁、焼き魚

酢物、和物…という

フツーの家庭料理。



でも、これも

「一人暮らしの男子学生が

普段作らないようなものがいい」と

私が母にお願いしていたご飯です。




夕飯の後、

予想していたことではありましたが

祖父母からお小遣いをもらいました。



おしゃれにも興味がなく

無駄遣いもしない長男。

祖父母から絶大なる信頼があり笑、

ケチなばあばも

長男へのお小遣いは

ポーン!とはずみます笑

それは、

娘の私でも

学生時代には

もらったことがないくらいの額ですが、

長男はどんなに多額のお小遣いをもらっても

贅沢をせず、

“くれた人が納得をする使い方”をします。




もしも私が20代の時に

この額のお小遣いをもらったなら…

ブランド物のバッグを買うか

近場の海外旅行に行く♫

もしも次男だったら…

ゴルフセットを買うか

友達とスキーに行く笑



…というくらいの今回のお小遣い笑、

長男は

「文献資料にしたい書籍をいっぱい買う。」

「国立博物館に行きたいから、

新幹線代にしてもいい?」



じいじもばあばも

「買いなさい。行きなさい。」

「やりたいことをしなさい。」



私も次男も、

こんなこと言われたことないんだけど?笑




次男には懐いているけど
長男のことは怖がる猫も、
帰省から二週間
やっと気を許すようになりましたが、
お兄ちゃん帰りますよ~

「アタシ、このお兄ちゃん怖いから
あんまり好きじゃないえー」笑





今までは

使った部屋も

シッチャカメッチャカ、

発つギリギリまで私に

「ちゃんと片付けて行きなさい!」

「早めに荷造りしなさい!」

と怒られていましたが、



少しオトナになった長男

出発前夜には既に

スーツケースは元通り。

きれいにパッキングされていて、



「明日はすぐ研究室行く。」

「教授とこういう話をする。」

「実験を再開しなきゃ間に合わない。」

ともう心ははるか遠い街にあるようで



私はなんだか淋しくなりました。