久しぶりに文字の中にいる私に会いに来ました。

丁寧に、伝わるように、精一杯の真心を込めて熟成された自分の過去を読み返し、今ならこんな事もあったか、と抱きしめられるのではないか、と思うのです。


半年前の恋の終わりと、次の恋をちゃんと始められるかの瀬戸際にいます。


終わらせる為にしていた恋とは違い、今の恋は頑張って愛にしたい、育てる関係性でいたいとぼんやり思います。


相手に愛想つかされないように

怒られないように

嫌われないように

見放されないように

相手を不安にさせない努力をします。


果たして私にも人を愛することが出来るのでしょうか?


今はこの先が見えなくなったからこそ見える景色、見ようとする景色、今目の前で対話している相手をリアルに感じることに集中していきたいと思うのです。


恋なんかで人生変えてたまるかと嘆いていた頃と比べて、恋がそんなに大層なものでなくても安心して帰れる場所にしていけばいいのではないか?と思うのです。


歳を重ねる度性格が丸くなると言いますが、大人になることは諦めることだと悟りました。


私はなにも諦められず、手放せず、変化することを恐れていました。その頃よりかは妥協を少し覚えたように感じます。


恋なんてしなければ私は不安定にならず自分の人生のことだけを考えて生きていけるはずだったのにと未だに思います。


たとえ今進行中の恋が今年終わったとしても、私はきっとまた別の道をその時はその時で歩いているでしょう。今はただ安心して全てを委ねてみることにします。