自己を否定され、
理想の型に無理矢理
当てはめられて、
高すぎる目標だけ立てて、
達しなかったら怒られた。
そんな半年だった。
いつからだろう。
看護師にならないなら
離縁するなどと言われてからなのか。
否、その前からなのか。
つい半年前までは、
やっとこさ見つけた自分の進路を
応援してくれていたというのに。
受験生にとっては勉強が
一番大切であろう時期に、
勉強が嫌いになった。
本人が望まない進路に進んでいるのは
きっとクラスの中だけじゃなく
学校の中で自分だけだろう。
先生の見る目も激変した。
友達の九割は推薦と就職で
勝ち組になった。
残りの一割は皆頭がいい。
自分なんかと比べられないほどに。
自分の夢に向かって
努力してる人間しかいないんだ。
…当たり前か。
あの学校の生徒として、
あのクラスの一員として、
相応しくないのは自分だけだ。
所詮元から人並み以下の
能力しかないんだし、
残念な人間だと、いらない人間だと、
邪魔な存在だと、ずっと、
ずっと陰で言われ続けてきたんだ。
睨まれて当然だろう。
今はもう自分の部屋ですら
まったく落ち着かない。
気がつけば泣いてる。
何に耐えられなくなったのかすら
もう分からない。
友達の目が、
見下してるようにしか見えない。
周りの笑い声が、自分の存在に対して
向けられているようにしか、
聞こえない。
どれだけ勉強したって、
褒められることは殆どなかったんだ。
高校受験ですら、先生から奇跡だとしか
言われなかったのに。
それでも、赤本や他の教材を
無理に開いて叩き込んできたつもりだ。
今更どこの学校を受けたところで
結局誰もが冷たい顔しかしないんだ。
目に見えてる。
こんな存在、
否定されるのも当たり前。
嫌うのが当然。
笑われるのが当然。
生きる意味も価値も理由も何もない。
学校に行きたくない。
家にもいたくない。
一人が一番落ち着くのに、
なんで今、涙が出てるのかな