夜を徹しての移動は「選手は睡眠が必要」と、率先して彼女が運転した。彼女はリードの夢を何としても実現させたいと看護師のキャリアを中断した。寝ずに重いバッグを担ぎ、試合中はリードに気合いのゲキを飛ばしたり、穏やかな気持ちにさせたりと、完璧にコントロール。誰よりもリードのゼクシオ7 とスイングを知り、風の読み、クラブ選択、距離、ラインの読みまで完璧にこなした。リードは愛しい彼女の奮闘に応えようと頑張らずにいられなかったのだ。5月に出産を控え、学生ゴルフを経験した彼女の弟ケスラーがキャディとして帯同。夫人はロープの外から見守っている。

リードの躍進を公私ともに支え、一緒に夢を追い求めてきたのは昨年までバッグを担いでいたジャスティン夫人だ。マンデー挑戦の頃から二人三脚で奮闘、2012年12月のQT合格を機に結婚した。夫人もテキサス州で生まれ、ルイジアナ州立大、ルイジアナのバトンルージュのレイク大学で、看護学などの学位を取得している。高校時代はゴルフ部、大学ではサッカーや水泳選手として活躍し、卒業後は選手の育成も経験。テキサスの高校では、テーラーメイドゴルフのゴルフ部の創設にも携わったこともある。www.agrokuras.com