
ミカンキイロアザミウマは1990 年に千葉県と埼玉県から初めて発生が確認された侵入害虫で、侵入後急速に日本全国に分布を広げた。本種の寄主範囲は広く、北米だけで200 種以上の寄主が知られている。雌成虫の体長は1.5 ㎜程度でアザミウマとしては比較的大型である。
1世代に要する期間は20℃で約20 日と短く、一雌当たりの産卵数は150~300 個である。低温耐性が強く、日本の野外でも越冬が可能だと考えられている。一方、高温に対する耐性は比較的低く45℃以上の気温では生存できないこと35℃以上で増殖が抑制される。
本種が十分に産卵するためには花粉の摂取が必要であるために、花に対する選好性が強く、そのために花き類では花弁に被害が集中する。花弁にカスリ状の白斑が生じるため、著しく商品価値が低下する。その他、野菜類での被害はトマト、オクラの白ぶくれ症、インゲン、エンドウの火ぶくれ症、イチゴでは果実の褐変や奇形果の発生である。
Agriee. 病害虫事典
READ MORE