京都・仁和寺の五大明王初公開(12/16まで公開)

真言宗御室派の総本山・仁和寺(京都市右京区)で10月13日、国宝・金堂内の色鮮やかな五大明王の壁画が初めて一般公開された。 金堂の本尊の後ろ側にある壁に、不動明王など五大明王が描かれている。

 

 

普段、一般の人が入れない場所という。金堂は江戸前期の寛永年間(17世紀前半)に、御所の紫宸殿を移築して建てられた。五大明王の壁画は、移築後に絵師木村徳応が手掛けたとみられる。公開は12月16日まで(引用終了)

 

旅の2日目、神護寺を後にして向かった先は、右京区にあります真言宗の寺院「仁和寺」です。6月のBS番組では空海さん所縁の寺院であること、10月放送の京都・紅葉特集では、372年ぶりの五大明王壁画公開を知りました。ウインク

 

 

つまり、本邦初公開ということなのですが、372年もの長い間、太陽光が当たらない場所にありましたので、創作当時のままの色彩で保存されているのです。

 

 

ただ、TVでは照明をあてながらでしたので、ナビゲーターの中村芝翫さんも感嘆するほど素晴らしい壁画だということが確認できましたが、実際には暗い照明なので、そこまでは確認できませんでした。

 

ちょっと勿体ない感じがしましたが、ご興味がある方は12月16日まで公開中ですので、足を運んでみては如何でしょうか。また、霊宝館では11月23日まで「秋季名宝展」が開催されています。ニコニコ

 

 

二王門

 

真言宗御室派総本山。886年(仁和2)、光孝天皇の勅願により創建、年号を寺名にし、888年(仁和4)に完成した。宇多天皇が落髪入寺し寺内に御室(御座所)を設け、御室御所とも呼ばれた。

 

勅使門(天皇の意思を伝える勅使が出入りする門)

 

以後、明治維新まで代々皇子皇孫が門跡となり門跡寺院の筆頭にあった。堂塔伽藍は応仁の乱(1467~1477)で多くを焼失、寛永・正保年間(1624~1648)に再興した。1994年(平成6)12月に「古都京都の文化財」として、世界文化遺産に登録された。

 

 

 

二王門を入ると、左手に仁和寺御殿、右手に五重塔が望めます。宸殿から庭を望めば白砂と池が明るく伸びやかなコントラストをかもしだし、はるか遠くに五重塔の相輪が木々の中に見え隠れする。御殿を出て境内を歩くと多くの桜の木に気づく。これらは「御室の桜」と呼ばれて、遅咲きの桜としてよく知られている。

 

金堂(Wikipedia)

 

御影堂(宗祖・空海さんを祀っています)

 

金堂(国宝)は御所紫宸殿を移築。御影堂(重文)も旧清涼殿の材を用いて建立した。霊宝館には、阿弥陀三尊像(国宝)、御室相承記(国宝)、吉祥天立像(重文)など多くの寺宝を所蔵している。

 

以上、「京都観光NAVI:仁和寺」より引用しました。

 

次回は「旅のこぼれ話」を掲載します。OK

 

古寺巡礼の旅・仁和寺