※ マヤの発言部分を紫色にしています。

 

「龍と獅子の関係について理解できたら、次は、自ら風を起こす方法について説明しよう。自ら風を起こすには感情というものをコントロールして、風のエレメントを呼び寄せるという方法が一般的であろう。

 

 

まずは、心臓の鼓動に耳を傾け、その向こう側にある風の音に意識を集中させる。意識をゼロポイントにチューニングして、自らの感情をコントロールすれば、宇宙に遍満する五つの要素、すなわち、土、水、火、風、空のエレメントを、ゼロポイントの領域に呼び寄せることができるのだ」

 

・・・そんなの無理だよ。というマヤのつぶやきを通り抜け、Gの説明は熱を帯びてゆく。

 

火水

 

「天空から黄金の龍と、地底から青銀色の龍を呼び寄せ、風を起こす方法について説明しよう。天空からの龍を火の龍、地底からの龍を水の龍と定義してもいい。なぜなら、ここで用いる要素は、『火』と『水』、そして『ゼロポイント』だからである」

 

【6と7の架け橋】人生の設計図(3)(3/31)より

 

「実際にゼロポイントの図形を使って説明しよう。ゼロポイントとは宇宙の仕組みであり、宇宙創造の原理を表す図形でもある」

 

Gはそう言いながら、虚空に縦軸、横軸、前後の軸からなる三方向の軸を設定し、三本の座橋軸が交叉する点を中心にして、大きな円を描いてゆくのだった。

 

 

「まず、横軸より上部に位置する円錐形に、黄金の龍を呼び寄せる。天空から地上に向かうエネルギーは右回転を描き、その反対に地上から天空に向かうエネルギーを左回転を描いているチャクラと呼ばれている幾何学図形の回転方向とベクトルについても、この法則は有効である。さあ、縦軸を回転軸にして、ゼロポイントの立体図形を虚空にイメージしたまえ」

 

 

マヤは目を瞑り、縦軸を中心にして、ゼロポイントの立体図形をイメージしようと試みたが、自分の身体がクルクル回ってしまい、なかなかイメージするのは難しい。

 

「立体をビジョン化するのが難しい場合は、頭上に右回りの円を描いてもいい。右回りの旋回に天空から地上に向かう黄金の龍を呼び寄せ、ゼロポイントの真ん中の部分で待機していれば、地底から青銀色の龍がやってくる。

 

映画「君の名は。」より

 

ゼロポイントの真ん中をビジョン化するのが難しい場合は、光からできた中心軸を自分の身体にイメージして、ハートの領域に縦軸、横軸、前後の軸を思い描いてもいい。その際、必ず身体の中心軸上に座橋軸を設定するように。肉体の臓器の次元に意識をチューニングしないように注意しなさい。

 

 

このようにして、ゼロポイントの中心には、真空に似た創造のスペースができる。カラッポの空間、すなわちゼロポイントの領域においては、片割れを引き寄せる作用があるため、自分の意思を使って風を招へいすれば、風はどこからともなくやってくるだろう。実にシンプルで美しい原理だ」

 

ピラミッドの力(神託カード)

 

「たとえば、このゼロポイントの図形を使って、エリア#6と7の関係性を説明しよう。横軸の上部にある円錐形を7、下部の円錐形を6と仮定する現在の地球人類の多くは、6は横軸に接しているが、上部にある7は横軸から離れてしまい接地していない状態なのだ。その逆に、7は接しているが、下部にある6が離れているパターンもある。エリア#6と7の間に溝がある様子を幾何学的に表現すると実に簡単明瞭だ」

 

「そうか。この離れているところをくっつければいいんだね!エリア#6と7がくっついていない様子を、図形を使って見るとわかりやすいね。・・・でもG、どうやったら離れてしまった二つがひっつくのかな?」

 

以上、「6と7の架け橋」から転載しました。(次回へつづく)

 

Smile(1997年 マイケル・ジャクソン)

 

この曲は、チャップリンの映画「モダン・タイムス」のテーマ曲です。チャップリン作曲によるものですが、多くのアーティストによってカバーされています。マイケルが大好きだった曲でもあります。