※ マヤの発言部分を紫色にしています。

 

Gはマヤの背後を見ながら、その理解力をスキャンしているようだった。

 

「もう一度、同じことを言うので、よく聞き給え。Z=137分の1という数式は、『空間ずらし』の方法をあらわす極秘のコードだ。汝が現実だと思い込んでいる世界と、微妙にずれたところに、もう一つの現実がある。その二つの世界の誤差をあらわすものが、137分の1なのだ。現実と思い込んでいる世界から、137分の1ずれたところに、君が言うところの太陽の国があると言っても過言ではない。

 

 

この数式は、二つの世界に橋を架け、光の道を一本につなげることができる。現実と思い込んでいる幻の世界と、幻だと思い込んでいる現実の世界のゆがみを修正する。この数式の奥儀を自分のものにしたら、もう地球でのお遊びは終わりと言ってもいいくらいだ」

 

「Z=137分の1は・・空間ずらし・・もう一つの現実の世界がある?」

 

マヤは小声でボソボソとつぶやいていた。

 

「それでは、Zは何を指すのかな?まさか、アルファベット第26番目の文字という意味ではないよね?」

 

 

「君にとっては、26番目というのも悪くない答えだ。なぜなら、26の半分は13で、26の倍は52だからだ。ゆがんだ時空を直し、2万6000年前のアクセスコードとして使え給え。そうすれば、なぜ、今という時を選んで惑星地球に滞在しているのかわかるだろう。

 

日産・フェアレディZ

ブロードウェイミュージカルの「マイ・フェア・レディ」に感銘を受けた川又社長が、クルマにも洗練されてゆく美しさを求めた名前と言われている。 「FAIRLADY」は「貴婦人、美しいお嬢さん」を意味し、「Z」はアルファベットの最後の文字である事から「究極、未知への可能性と夢」を意味する。(車名の由来より)

 

Zとは、ゼロポイントを表すZ。三次元空間のZ軸。もう後がない最後到達点を示すZZは天空に輝くある星座を指し、ZはNを90度回転させたもの。そして、目醒めの時が来ているのに、ZZZ・・・いびきをかいて眠り込んでいる君自身だ。寝ぼけた意識を目醒めさせ、虚空に浮かぶそのサインを見過ごさないようにすることだ。Zは多次元的な意味を持ち、多くのことを語りかけているのだ」

 

【6と7の架け橋】人生の設計図(3)(3/31)より

 

「幼い獅子よ、物事を複雑に考えていては、時間と労力の無駄だ。宇宙はとてもシンプルにできている。『137』という数字は単に、宇宙図書館にある、13のエリアの真ん中は、エリア#7、ということを知らせているだけかもしれない。いくら現実と幻の誤差を示す定数のことを説明したところで、『137』という数字から何を読みとるかは、意識の進化レベルにもよるのだ。

 

 

現時点で君が理解できる『137』は、せいぜいここまでだ。さぁ、137のことは手放して、とっとと次の式に行こう。二極性を統合して、それを超えた向こうには何がある?それを超えたあと、どこに行くのか?この計算式、(11+11)を超えたあと、汝はどこに行くのか?

 

以上、「6と7の架け橋」から転載しました。(次回へつづく)

 

Black Or White(1991年 マイケル・ジャクソン)