マン・イン・ザ・ミラー(1988年 マイケル・ジャクソン)
マン・イン・ザ・ミラー・・・「鏡の中の自分」
マイケルファンの間では、ビリー・ジーンと共に最も人気が高い楽曲です。メッセージ性のある楽曲としてはナンバーワンでしょう。
※ マヤの発言部分を紫色にしています。
「それでは、人の寿命についてはどうなの?」
「たとえば、人の死と誕生について考えてごらん。運命によって、死ぬ日が前もって決まっていると仮定しよう。しかし、本人が強く希望すれば、それより早くあちらの世界に行くことも、滞在を延長することもできるのだ。転生が自己申告制であるように、死も自らが選択している。そこに、運命などというものが関与する暇はない。しかし、自ら命を絶つことは、異界へ不法入国するようなものなので、その後の手続きが面倒になるのだ。いくら逃げても、それを乗り越えない限り、何度でも同じパターンのものがやってくるだろう。
わたしが知る限りにおいて、運命など決まってはいない。自分がその運命を信じた時、それは現実のものとなる。自分が考えたものに、いずれなってゆくのだ。汝らが運命と呼ぶものに囚われている姿は、物質世界の現象だけに翻弄され、7次元には行かれないさまに似ているではないか。7次元より先へアクセスすれば、運命や宿命に左右されることはない。星々の運行や数字に囚われているのは、6次元より下の存在だけなのだ。この呪縛から超えたところに、いずれ地球の民も踏み出して行かなくてはならないのだよ」
「どうやって、6次元から7次元に行くの?」
「6次元から上昇するには、風を起こし変容の炎を呼び醒ますことだ。たとえば、不意にクシャミが出るような時、クシャミとはハートの中心からずれてしまった軸を設定し直しているのだ。しかし、自ら風を起こせないというのなら、予期せぬ想いが君の手助けをするだろう。それは、誰に手を引かれているかも知れずに、目隠しをされたまま細い綱を渡っているようなものであり、自分の意志でコントロールすることは不可能だろう。」
エリア#6と7が離れたままでは、いつまでたっても自分の意識をコントロールすることはできないのかもしれない。6次元と7次元の間にあるヴェールに映った影絵のような世界ではなく、真実の光を直接この目で見ることはできないのだろうか?もし、これが惑星地球の運命だというのなら、そんな運命など変えたい、とマヤは思った。
「もしかしたら、レムリアの時代と、古代エジプト時代、ルネッサンス時代、そしてわたしたちが生きている21世紀に共通しているものは、この図形・・・?6次元と7次元の溝をつなぐものは、自分自身の意識の中にあるのだろうか?」
「いかにも。古代エジプトのある時代と、汝らが生きている時代には、同じ図形が刻まれている。虚空に刻まれた図形をゲートにして、二つの時代を行き来できるのだ。
幼い獅子よ、よく聞きなさい。われわれは、虚空に刻まれた図形だけではなく、鏡の原理を使って、時空にゲートを開けることに成功したのだよ。図形を見ただけで、多次元に行かれるという理論を簡単に説明すれば、それは自分の瞳の内側と外側にゲートを創ることに他ならない。その秘訣とは、内側と外側をひっくり返すこと、内と外を反転させることなのだ」
「えっ、どういうこと?内側と外側を反転させると、そこはゲートになるの?」
マヤは小首を左右にかしげ、チンプンカンプンの顔をしていた。
以上、「6と7の架け橋」から抜粋転載しました。(次回へつづく)