防衛費は過去最大に 来年度予算案を閣議決定(12/22)

予算のなかには政治主導で当初よりも大きく増えた項目も垣間見られます。防衛費では概算要求にはなかった敵基地攻撃も可能なミサイルの購入費用が初めて入り、攻撃能力を持つとの批判もある日本版トマホークの研究費も官邸の意向で入ることになりました。

 

 

また、北朝鮮の弾道ミサイル対応の「陸上イージス」導入に向けた予算も計上し、防衛費は過去最大となりました。一方で、予算が削られたのは沖縄と生活保護です沖縄振興予算は今年も140億円、減額され、3000億円を毎年、確保するという安倍総理大臣の約束は風前のともしびになっています。

 

 

また、社会保障のなかで生活保護は減額となり、費用が今後、最大5%削られることになります。来年以降の予算編成では待機児童対策などの2兆円パッケージものし掛かってくるため、厳しい財政運営は続きます。(引用終了)

 

(参考)

18年度予算案を閣議決定 97兆7128億円、社会保障拡大(日経)

 

18年度予算案が閣議決定され、来年1月に召集される通常国会に提出し、年度内成立を目指します。ほとんどの国民はこの報道に関心がありませんが、歳出は税収を大きく上回っており、歳出の3割超を占める社会保障費は32兆9732億円で17年度を4997億円上回っています。増えることはあっても減ることはありません。

 

気になるのは、閣議決定の前日に日本経済新聞社のトイレ内で火災が発生し、男性一人が亡くなっていることです。出火原因がイマイチぱっとしませんが、新聞社本社で火災とはただ事ではないと思います。ましてや、経済の専門紙ですからね~。注意

 

トイレが激しく…日経新聞本社で火災 男性1人死亡(12/21)

 

 

また、日経新聞本社火災の前日には、この報道がありました。

 

個人の金融資産 株価の上昇で過去最高を更新(12/20)より

日本の国債についての保有者別の残高は、大規模な金融緩和策で大量の国債を買い入れている日銀の保有残高が、前の年の同じ時期より7.6%増えて445兆円と過去最高を更新し、日本の国債全体のうち、日銀が保有する割合は40.9%となりました。(引用終了)

 

 

何度も触れていますが、黒田日銀総裁の任期は来年4月8日です。安倍首相は来年9月の総裁選で3選し、2021年9月までの在任を目指しているとか、いないとか・・・えー

 

 

日銀による国債引き受けがどんどん増えております。この意味がわからない方が多いですが、簡単にいえば日本政府の借金を(株)日本銀行が肩代わりしているのですよ。

 

「日銀っていい人なのね~」  そうじゃないって。。。(苦笑)

 

日本銀行券といいます

 

黒田総裁が再び選ばれるとは思えないのですが、次の日銀総裁が大変苦労されるのは目に見えており、成り手がいるのかどうか?わたしたっだら1億円の年俸を約束されても断ります。(笑)

 

今年も残り10日ほどとなり、来年に向けてのサインも出てきます。来年は穏やかな金融市場とはならないような気がしますよ。あせる

 

(過去記事) 経営悪化が進む地銀(11/14)