玉置神社・神の棲む杜

 

旅の3日目です。和歌山市在住の仲間がご友人と共に、玉置神社を案内してくれることになりました。9時~10時に「道の駅奥熊野古道ほんぐう」で待ち合わせとなりましたが、高野山宿坊での朝食をいただいてからでは間に合わないと思い、朝食を断り6時半に出発しました。

 

 

以前、国道168号線は走行したことがあり、こちらが時間短縮になりますが、大変難儀な道なのは知っており、高野龍神スカイラインを経由することにし、走りやすい分、時間が余計にかかるため、間に合わないと判断したものです。

 

 

玉置神社は玉置山頂近くにあります。狭い道を標高1000m登ることになり、トラック等の対向車もやってきますので、これから玉置神社を目指す方はそれなりに時間的余裕をもって計画してください。大きい車はさらに大変です。車載動画をご紹介します。

(動画) https://www.youtube.com/watch?v=TwrLEtgjzWk

 

玉置神社HPより引用

玉置神社は大峰山脈の南端に位置する標高1,076mの玉置山の山頂近くに鎮座し神武天皇御東征の途上として伝承されています。

 

駐車場横の鳥居から境内へ

 

 

≪御祭神≫

◎ 国常立尊(くにのとこたちのみこと)
◎ 伊邪那岐尊(いざなぎのみこと) 
◎ 伊邪那美尊(いざなみのみこと) 
◎ 天照大神(あまてらすおおみかみ) 
◎ 神日本磐余彦尊(かむいわれひこのみこと)

 

本 殿


創立は紀元前三十七年第十代崇神天皇の御宇に王城火防鎮護と悪魔退散のため早玉神を奉祀したことに始まると伝えられています。古くより熊野から吉野に至る熊野・大峰修験の行場の一つとされ、平安時代には神仏混淆となり玉置三所権現または熊野三山の奥院と称せられ霊場として栄えました。(引用終了)

 

 

橙色印をつけた部分だけご紹介します。神代杉の樹齢にはビックリポン!! 屋久島の縄文杉に負けず劣らずです。紀元前ですよ。

 

神代杉(樹齢3000年・樹高20m・幹周り8・3m)

 

夫婦杉(樹齢1000年・樹高25m・幹回り9m)

 

三柱神社

この倉稲魂神は京都府の伏見稲荷大社で農業や商売繁盛などの神様として、また天御柱神・国御柱神は奈良県生駒郡の龍田大社で風を司る神様としてお祀りをされていることで知られます。

 

 

三柱神社は別名「稲荷社」とも呼ばれますが、稲荷信仰が盛んになる前から地主神としてお祀りをされており、厄除けや心願成就さらに精神の病(ノイローゼなど)また海上安全にも特別の霊験があるとされています。(神社HPより引用)

 

ここから山頂に向かう道を登ります。傾斜がきついので、それなりに覚悟して登ってください。玉置神社に辿り着いて、玉石社に参拝しないのは勿体無いです。二つ鳥居と共にしんどかったです。もぐもぐ

 

玉石社

古代、神武東征以前から熊野磐座信仰の一つとして崇められてきた玉石は、 玉置神社本殿と玉置山頂上中程に鎮座します。社殿がなくご神体の玉石に礼拝する古代の信仰様式を残しています。

 

 

玉置神社の基となったのが、この玉石社と伝えられ、玉石に宝珠や神宝を 鎮めて祈願したと伝わっています。大峯修験道では、玉石社を聖地と崇め、本殿に先んじて礼拝するのが習わしと なっています。(神社HPより引用)

玉石の拡大図

 

 

案内してくださった方の説明によりますと、鹿島神宮等の要石のように表に露出しているのは一部分で、地下に埋もれているのはもっと大きいそうです。どのくらいなんでしょうね?うーん

 

御祭神が大己貴命・・・ふむふむ、スサノオノミコトですね。また、本殿写真下に「悪魔退散のため早玉神を奉祀したことに始まると」とありますね。

 

飛鳥動画で知ったことですが、現在の「熊野三山」は熊野本宮・速玉大社・那智大社ですが、速玉大社の前身が玉置神社でして、昔の熊野三山は本宮・玉置・那智大社だったのです。速玉大社は新宮市にありますが、だから・・・新しい宮なんですよ。ウインク

 

魔除けの護符(紙製500円・木製1000円)

 

そして、参拝する前にふと、玉石社の御由緒が刻まれた石碑に目をやりますと・・・「山岳信仰の祖、役行者が後世の為に財宝を埋納し福徳を祈念した」とあります。

 

「役行者?」・・・そうです。前日に電話番号を間違って記載したお蔭で、ナビ入力で大峯山寺登山口に向かってしまい、役行者と母君を祀った母公堂に辿り着いたのでした。

 

妙な気分のまま、まずは参拝しました。すると、今回の旅で唯一のことなのですが、両手を合わせた瞬間に不思議な空気が顔に当たりました。

 

その事を主人や案内役のお二人に話しましたら、「役行者に導かれましたね~」という話になりました。それなら嬉しいですが・・・。

 

玉置山(標高1076m)の山頂に到着しました。写真はありませんが、お地蔵さんを祀ってある小さな祠があります。

 

 

 

奇妙なことなのですが、後には電波塔が建っています。古くはなく新しい感じです。ひとつの噂話ですが、「電波塔が建設されてから天狗さんや森の精霊がここからいなくなった」という話があります。

 

確かに・・・周囲には沢山の山がありますので、敢えて玉置山に建設する必要はないはずです。ホントに困りますよね~。ショボーン

 

 

最後になりましたが、旅の出発直前にある仲間からこんな話を聞きました。

 

「あのですね~。9月中に玉置神社に行ける人は行った方がいいらしいです。その中でもすでに行く予定をしている人は、大きな使命がある人だと、人づてに聞きました。だから今回の玉置神社行きは大正解だと思いますよ~」

 

和歌山県、奈良県にお住いの方でないと、残り2週間で計画を立てるのは難しいと思いますが、可能であるならば、よろしくお願いいたします。m(__)m

 

(参考) 玉置神社(み熊野ねっと)

異次元のパワースポット玉置神社!中途半端な気持ちで行ってはいけない?