榎本武揚が隕石から作らせた流星刀

 

いやはや、驚きました。午後に何気なくYahoo!ニュースを見ておりましたら、北海道新聞の記事で「龍宮神社に・・・」とあり、「どこの龍宮神社かしら?」と読み進めましたら、なんと!先日参拝しました小樽市の龍宮神社ではありませんか! びっくり

 

記事の内容は、「榎本武揚が隕石から作らせた流星刀を神社に奉納した」というのです。20日、武揚のひ孫の方が奉納してくださいました。流星刀は隕石から作られた刀剣ですが、昨年9月に展覧会を切っ掛けにして、富山県の流星刀をご紹介しています。

 

その記事の内容を一部引用しながら、今回の記事をご紹介します。またまた、麻生さんともつながりましたし、前々記事の和歌山の空の画像ともつながります。嬉しいビックリでした! 爆  笑

 

   龍宮神社のそばに「大本内科クリニック」・・・てへぺろ

 

隕石でできた流星刀 小樽・龍宮神社に奉納 榎本武揚が制作(6/22 北海道新聞)

明治期の政治家で草創期の小樽の発展に寄与した榎本武揚が建立した龍宮神社(稲穂3)に20日、武揚が隕石(いんせき)から作らせた刀剣「流星刀」が奉納された。

 

「150年目の仲直りと空海の仕掛け解除」 (6/14)より

 

代々榎本家に伝わってきたもので、武揚のひ孫の榎本隆充さん(82)が同神社に寄贈した。小樽の関係者はゆかりのある地で保管できることを歓迎している。

 

「宇宙と芸術展・・・かぐや姫、流星刀、UFO伝説」 (2016/9/24)

森02

  榎本武揚が岡吉国宗に作らせた流星刀(1898年)

 

「流星刀」とは隕石の一種である隕鉄から作られた日本刀の総称です。本作は、東京農業大学の創設者であり政治家でもあった榎本武揚(1836-1908)の依頼により、刀工の岡吉国宗が製作した長刀2振、短刀3振のうちの、長刀一振りです。

材料となった隕石は現在の富山県中新川郡上市町で住民によって発見されたものの、隕石であることを知らずにいた発見者により、数年にわたり漬物石として使用されていました

製作が非常に困難で、刀工が氷川神社に祈祷し3週間にわたる工夫の末に完成したことなどが記録に残っています。なお、一緒に作られたもう一振の長刀は当時の皇太子(後の大正天皇)に献上されました。(引用終了)

 

「流星刀」は富山県で見つかった隕石「白萩隕鉄(いんてつ)」を武揚が買い取り、刀工に頼んで1898年(明治31年)に長刀(ちょうとう)2本、短刀3本の計5本制作した。今回寄贈されたのは短刀で刃渡り約19センチ

 

隕石に詳しい小樽市総合博物館の大鐘卓哉学芸員によると、白萩隕鉄はほとんどが鉄分でできており、これに鋼を加えて刀剣に鍛えたという。「隕石からつくられた刀は、日本には流星刀以外に個人所有の1本があるだけだと思われる。非常に貴重な資料で、それが小樽に保管されることはすばらしい」と話す。

 

武揚は官僚として、科学技術に強い関心を持っていた。ロシアに行った際に鉄隕石でつくられた刀剣を見てあこがれ、研究を進めていたという。5本のうち、長刀は天皇家と東京農大に寄贈。短刀は1本が戦時中に行方不明に。今回寄贈されたもの以外に、富山市科学博物館付属富山市天文台にも1本寄贈されている。

 

東京に在住する隆充さんは「龍宮神社は武揚と深いゆかりがある。流星刀の保管場所としてもっともふさわしいと感じて寄贈を決めた」と話す。流星刀の存在や小樽と武揚の関係についても多くの人に知ってもらいたいと考えたという。(転載終了)