オーロラ-01


「磁気嵐」二つ重なり発生 北海道内で3月観測のオーロラ(6/15 北海道新聞)

3月に道内で11年ぶりに観測されたオーロラは、地球の周りの磁場が乱れる「磁気嵐」が二つ重なり、大規模になったことで発生したとする研究結果を名古屋大の上出洋介名誉教授らがまとめ15日、英専門誌電子版に発表した。

磁気嵐は人工衛星などに障害を及ぼす恐れがあるため「宇宙天気」として予報される。このときの予報は実際より過小で、オーロラが出現するほど大規模とは予測できなかった。

上出さんは「近年で最大規模の磁気嵐を予報できなかったのは深刻な問題だ。複数の磁気嵐が重なるケースも考慮し、予報の質を高めてほしい」と話している。