2019年、夏のギリシャ旅行  👉 一覧はこちら

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2019年9月12日、木曜日 サントリーニ島2日目
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宝石赤トマト博物館
Tomato Industrial Museum

火山島のサントリーニ島は
水捌けのよい土のため、
特産物はワインやトマト。

今では高品質なワインを作っていますが、
観光化される前は
周辺の他の島と同様に静かな島でした。



何年か前にこの辺りを通った時、
Tomato Industrial Museum
の標識を見つけたものの、
何故か迷って辿り着かずに断念。

この年、夫の人と話していて
また行ってみようか、
と言うことになりました。

ホテルの方に以前迷った話をしたところ、
道をまっすぐ行けば着くよ、
と不思議そうに言われました。

確かに、たどり着いてみれば
むしろどうやって迷ったのかの方が
不思議なくらいの
分かりやすい場所にありました爆笑



あった!ここだ!爆笑爆笑爆笑

と異様に喜ぶ私たち♪🚗

車は工場の先、
ビーチ沿いに停めます。


ダイヤ型の看板には
Nomikosと書かれています。

トマト製品メーカー、
Nomikosノミコスの
工場跡地に作られた博物館です。



簡単に会社の歴史をおさらいします。

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1915年に初代が
トマトペーストの製造を開始。

1922年
缶詰の機械を海外から取り寄せて
製造ラインに取り入れる。

1945年
トマト生産に適した
現在の工場跡地に工場を建設。
初年度、3500籠を6月から8月にかけて加工。

1952年
冬の大雨で機械の多くが海に流される。
工場内にも2.3mの泥が積もってしまったため、
敷地内の高台に倉庫を建設。

1956年
サントリーニ島が大地震に見舞われる。
工場は幸い無傷。

当時、島内に9つの工場を抱えて
生産のピークを迎え、
ギリシャ国内各地に出荷していた。

コス島にも工場を新設。

1971年
ギリシャ国外、ヨーロッパへ初輸出。

サントリーニ島外、
アテネの北方の町、Aliartosに
新工場を建設。

1981年
サントリーニ島の観光地化に伴い、
1981年の収穫を以って
サントリーニ島の工場は操業停止。

Aliartosより更に北のギリシャ本土
Domokosに新工場を建設し、
Aliartosと二つの工場で本格生産。

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ちょうど工場見学ツアーが始まるので
参加しました♪

案内役のお兄さんと、
昔の写真も織り交ぜてご案内しますウインク


サントリーニ島のトマトはこちら。



サントリーニ島のトマトの特徴は…
旗独特のフレーバーを持つ
旗甘い
旗固い皮
旗小さい



この中庭に
カゴに入れたトマトが
集められました。


夏の間は
24時間休むことなく稼働し、
1日に3500カゴ(びっくり!)が運ばれてきました。

カゴいっぱいに入ったトマトは
まずは計測されます。



次は洗浄。

写真手前に入れて洗われ、
奥で選別されます。

この時、トマトを洗うのは
海水を使っていました。

海は工場から十メートルほど先にあります。





トマトの種を除きます。


ふるいにかけて
種を落としました。


今度は
トマトの皮を取り除き、
トマトジュースを作ります。










つづく