My 100 Greek Pie Project

#7. キプロスのカボチャパイ
Κολοκυθόπιτα

生地: 手作り(#F)
中身: カボチャ、ブルグル、レーズン
形: 丸
地域: キプロス
出典: Taverna
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#7. キプロスのカボチャパイ
Κολοκυθόπιτα

カボチャのパイは
ギリシャのみならず世界中にありますよね。

このレシピを見て面白いと思ったのは
ブルグルを使っていること。

ブルグルはデュラム小麦の挽き割りのこと。
簡単に言うと、小麦を割ったものです。

作ってみて分かったのが、
これだけ入っていると
ブルグルがムチムチして
ひき肉かと錯覚する!


詳しく見ていきましょう。

【フィリングA】
カボチャ
紫玉ねぎ 白い玉ねぎで代用
シナモン
オールスパイス
オリーブオイル


お野菜とスパイス、オリーブオイルを
トレイの中で混ぜてオーブンへ。


190度45分、こんな感じに焼けました。


【フィリングB】
ブルグルをお湯で戻したもの
レモン汁
赤ワインビネガー
パセリ
コリアンダー
サルタナレーズン
カボチャの種

以上を焼いた材料と混ぜます。


カボチャが結構柔らかくなっているので
混ぜるだけでマッシュした感じになります。

ブルグルも既にカボチャによく馴染んで、
というか、カボチャに入り込んでいます。


【皮】
小麦粉 125g(強力粉80g, 薄力粉45g)
オリーブオイル 25ml
塩 小1/4
ワインビネガー 大1/4
水 50ml


本のレシピの半分量です。

強力粉と薄力粉の配合は、
試しに強力粉と薄力粉を大体2:1で
作ってみたところ、
伸ばしやすくて扱いやすい生地になりました。

これはいいかも!


この通り、かなり薄く伸ばせます。


【組み立て】

レシピでは、
パックのフィロ生地を
上は1枚で他は全て底に敷くように、とのこと。

何枚か分からないので
底2枚、上3枚にしました。
使用した型は直径20センチ。


底生地2枚でも割としっかりしています。

フィリングは型の高さ2/3くらいまで入ります。


上生地をルーズに被せます。


オリーブオイルを間に塗りながら
上生地を重ねます。

端を少し切り落としたら
内側にクシャッと丸め入れ、
切り込みを入れます。

切り込みを入れるのは、
焼き上がった後に切りやすくするため。

切り込みがないと、
焼き上がりにナイフを入れると
四方八方にバラバラに割れてしまうから。



180度で45分、
こんな感じに焼けました。

レシピでは180度で40分とありましたが
気持ち長く焼きたい感じでした。



カボチャが柔らかく、
ブルグルがムチムチのお肉のような食感!

カボチャの個体差で違うでしょうけど、
これは柔らかいタイプでした。

甘いレーズンとカボチャの種もいいアクセント。

本当はレシピでは
カボチャの種は生地の上に散らしますが、
中に入れた方が
フィリングに馴染んで食べやすいと思ったのが
正解です。

レシピ通りでは
ワインビネガーの酸味が
ちょっと強い感じがしました。



端の皮が多い部分も
カリッとサクッと焼けていました。

うん、やっぱりこの生地の配合、いいかも。




Καλή όρεξη!!
カリ・オレクシ!
 (ギリシャ語でBon appetite!!)



宝石ブルー出典
レシピ本の紹介後に掲載します。