「スイングが窮屈だったのは、出っ腹のせいではありませんでした」

長友さんの今まで使っていたクラグが余りのも重いので、ご自身に合ったクラブにチェンジしました。

最近は、クラブも良くなっているのでその方に合ったクラブを使えば、最大のパフォーマンスが出せます。長友さんの場合、ダンロップのゼクシオプライムにしました。非常に軽く、シャフトも長友さんピッタリでした。

今回の注意点は、グリップも同時進行してチェックしていますが、ラガーマンである長友さんは、胸板が厚く、スイングする時に胸が邪魔して腕が上手く動かないこともヘッドスピードが上がらない原因の一つでした。

長友さんに限らず、多くのアマチュア（特に１００前後プレーされる方）は、腕の振りが遅いのです。

これは、色々な原因がありますが、大抵は、アドレスでボールに近寄りすぎです。

人間の本能としてある程度長い棒で物体を叩こうとする場合、その物体になるべく近づく方が当たると思うのです。

もちろん当たることは当たるのですが、当たるだけでスピードがでません。　

これも錯覚で、身体から離れている物体の少しの訓練でちゃんと当たるように出来ているのです。

ですから、腕がのびのびと振れくらいボールから離れてアドレスしてください。

（良くアドレスとグリップは、こぶし一つとか一つ半とか言いますが、当てになりません。）

これも自分でカスタマズアドレスを見つけてください。

日刊ゲンダイ 「70歳からのゴルフ改造計画」 ⑤