どうもはじめまして、えりと申します
映画を語れる友達がいないので、なんとなくブログを始めてみました。
将来の夢は映画館です、よろしくお願いします🌟



今日紹介するのは、堤幸彦監督の「望み」です。

簡単に言うと、行方不明になった自分の息子が殺人事件の加害者なのか被害者なのか、って話。

父は「息子は人殺しなんてしていない!」って言うけど、それはつまり"息子は死んでいる"と言っているのと同じだし、母は「息子にはただただ生きていてほしい」って言うけど、それも"息子は人を殺している"って言っているのと同じで、ひたすらこの選択肢が続く、地獄のような映画です😢


-感想(ネタバレあり)-

イライラや悲しさなどマイナスな感情しか湧いてこない、まさに鬱映画そのものという印象を受けました😢

家の壁や車にひどい落書きをされ、家の前にはマスコミが押しかけ、インターネット上では息子が犯人扱いされ、まさに踏んだり蹴ったりの一言に尽きるような状況。父も母も憔悴し切っている様子がなんとも痛ましかったです。

それが顕著に現れているのが一家の食事。息子がいたときは母の手料理が並んでいたものの、だんだんとピザを頼むようになり、冷凍食品ばかりになり、最後には義理の母にご飯を持ってきてもらう始末、はあひどい!ひどいけどたしかに息子がいないのにご飯や作る元気なんてあるわけないよなぁ😢と思いながら観ていました😢かなしい😢


そもそも、息子が被害者(=死んでいる)か、加害者(=人殺し)かの2択という時点で、一家に幸せな未来はないわけですよ!!なので映画の中盤はただただ鬱でした😢息子が被害者か加害者かは気になるけど、どちらにせよ悲しいことには変わらないという気持ちがずっとつきまとう感覚は一言で表すなら最悪😢

映画を観る前は、息子が加害者か被害者かって、ハラハラしながら観られる話だと思っていました。でも実際は息子が加害者か被害者かわからないまま、ただひたすらに環境が悪くなっていく一家を観るだけの話。本当に辛いの一言に尽きます😢

息子が加害者でもなく被害者でもないという選択肢(=ただの付き添い人、たまたま一人旅をしていたなど)が全く出てこないのも鬱ポイント。父も母も息子が何かしらの出来事に巻き込まれている前提で話をするので、「なんで息子が加害者でも被害者でもないって信じてあげないんだろう🤔」とずっと思っていました🤔

ラストも、息子を犯人だと決めつけて一家に被害を及ぼしていた方々は一体どう責任を取るんだろう、謝れば許されるとでも思っているのだろうか、とか考え出したらキリがないですねほんとに!もやもやするしイライラするし後味が最悪😢

息子が加害者か被害者か、シンプルな2択で話が進むので面白くはありました!ただあまりにも希望がなさすぎるのでは!と思いました!以上です!鬱!