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アトリエ・フロール(株)写眞研究課

写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
※当ブログ内の写真は無断転用・無断使用禁止です。

2011年7月3日に開催された、「第17回 らくらく写真部」の様子をお送りします。

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以前にも、フィルターを使った講習をしたのですが、
市販のフィルターはいろいろな種類を購入するにはちょっと高いのと、
コンパクトデジカメにはフィルター枠がなく、市販品が取り付けられないため、
今回は、安くていろいろ使えるフィルターを作ろう、という講習にしました。

フィルターは、「ねじ込み式」と「ゼラチンフィルター」という2方式のタイプがあります。

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「ねじ込み式」は一眼レフのレンズのふちに付いている、フィルターネジにつけるタイプで、一般的なタイプです。
しかし、レンズが1本ならフィルター1種類に対して1枚あれば良いのですが、広角・標準・望遠と持っている方は、フィルター枠の径が異なる場合が多く、各レンズにつける為には、径違いで何枚も買わなければなりません。

また、コンパクトデジカメの多くはフィルター用のネジがないため、つける事は出来ません。
そこで今回は「ゼラチンフィルター」を参考に、いろいろな物につけられるフィルター枠を製作しました。


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色の付いた塩ビ板でフィルターを作ります。

フィルターをつける部分はアクリル板を使用し、本体との連結には細いゴムヒモを使用しました。
ゴムひもを使う事で、ズーミングをしても大丈夫になっています。
本来は、このアクリル板が傷ついたりすると、画像がぼやけたりするので、ゼラチンフィルターホルダーを使用した方が良いのですが、今回は予算を抑えるため、この方法をとっています。

ゼラチンフィルターは、ねじ込み式の物がガラス製に対し、フィルムで出来ています。
このフィルムに枠をつけて、フィルターホルダーに差し込んで使用します。
たくさんのフィルターを持っていってもかさばらず、ねじ込み式よりも微妙な色合いが段階的に用意されているので、使いやすい製品です。

ゼラチンフィルターの参考に以下に商品を掲載しておきます。
キャノンとニコンを載せていますが、どちらを購入しても、仕組みは同じなので問題ありません。
一般的な一眼レフであれば、他メーカーでも使用可能です。

※このホルダーと一緒にステップアップリングという、各レンズの直径とこのホルダーを連結するアダプターが売られているので、そちらも購入する必要があります。


キャノン 4インチ角用
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さて、話がすこしそれてしまいましたが、手作りフィルターが出来上がったので、早速新宿御苑へ撮影に向かいました。
私が用意した素材のあまりをつなげて、レインボーなフィルターを作る強者も。
(作品は下の作品集でご覧ください)





そして、前回のブログでも載せていた、星形フィルター。
これはこんな感じに写ります。
背景のボケの形にご注目!


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黒いケント紙に、星形を切り抜いた物です。

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木漏れ日など、点光源が切り抜いた形になります。

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この方法は、イルミネーション撮影でも有効。

星形のついでにハート形も作ってみました。


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背景の水面が太陽でキラキラ光っている部分がハートの形に。

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水面の反射のボケが、任意の形になるので、反射の状況によって、かなり印象が変わります。

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ただし、直射日光がレンズに入ると、フレアやゴーストが出やすくなります。
ま、それはそれで、味が出ていいですね。

これらの写真は、Canon 85mm/f1.8 というレンズで撮影しています。
うまく形を出すには、ボケが大きくなる、標準~望遠の大口径レンズを使う事。
単焦点の明るいレンズを使うのがコツです。

原理としては、普通のレンズのボケの形は、絞りの形に出るので、絞りを絞ったときに六角形だと、ボケも六角形になります。

これを利用して、絞りをレンズの前に強制的に追加、ボケの形を変えてしまうという仕組みです。

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こちらはPLフィルター。
以前、このブログでも詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。
http://ameblo.jp/agent00/entry-10463090582.html 


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PLフィルターをつけないと、池に空が反射して、中まで見えません。

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PLフィルターをつけると、池の中に亀・・・・ではなくスッポン(!)が見えました。
新宿御苑の池には、亀に混じってスッポンが泳いでいます。笑

そしてこちらは、虫眼鏡フィルター。
通常写真用の物としては、クローズアップレンズという、虫眼鏡の様な凸レンズをレンズの前につけて拡大撮影するフィルターが売られているのですが、今回は、ほんとうの虫眼鏡を使って、ちょっとおもしろい画にしてみました。


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デジカメになってから、撮影後の画像処理でいろいろと出来るようになってしまって、あまりフィルターは使われなくなってしまいましたが、こうして身近な物をフィルター化し、試してみると新しい発見が見えてきますね。

最後に、フィルター講習なのに、「赤外線フィルター」の写真がない!
と言われそうなので、数枚。
赤外線写真はカメラ本体を改造する必要があるので、今回の講座では紹介しませんでした。
いつか、本気でやりたい人を集めて、講座を開いてみたいなあと思っています。



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