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アトリエ・フロール(株)写眞研究課

写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
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数年ぶりにブログ復活します。
というのも、ここにきて初めてミラーレス一眼を手にしたので、正しいカメラやレンズの扱いを発表したいと思い立ったからです。
更新頻度は分かりませんが、またよろしくお願いします。

入手したのはFUJIFILMのX-PRO2。
レンズは純正のは多分使わないので買わず、オールドレンズを中心に使用する実験機の位置付けにします。

ミラーレスはフィルムカメラや、デジタル一眼レフカメラに比べてフランジバックが短いので、往年のレンズも工夫次第で使えるということで、期待が膨らみます。

とりあえずレンズが無いと撮れないので、手始めに自作ピンホールレンズからスタートします。


前に中判フィルムのピンホールカメラを製作した際にいくつか作ったレンズをミラーレスに付くようにちゃちゃっと換装。おなじみボディキャップ改造ですので、なんともコンパクトで良い感じになりました。

ピンホールレンズは0.1mmの銅板に縫い針で0.2mmの真円を開けて、銅を硫化して黒くしています。
この黒化がポイントで、黒くしないと内面反射でカブリが生じます。
針穴も印刷物の網点を観るためのルーペで、しっかり真円になっているか、バリが出ていないか確認しながら慎重に空けていきます。
銅板は安いので、失敗しても新たに開ければOK。

早速、試し撮りをします。
やっぱりフィルムと違ってすぐに結果が見られるのでデジタルは手軽です。








一部センサーにゴミが乗ってます。笑
まあ細かいことは気にせず。

中判フィルムの時には三脚使っていかにもな撮影スタイルでしたが、デジタルの恩恵で感度設定が簡単に出来るので、手持ちでも充分撮影できます。
晴れの昼間なら1/15くらいのシャッタースピードで撮れます。

ちなみに、センサーのゴミは、レンズの絞りを絞るほどしっかり写ります。普通のレンズで撮影するとf1.4〜16くらいしか使いませんので、それほど気になりません。ただし、ピンホールレンズではf100〜500くらいになるので盛大にゴミだらけになります。

X-Pro2のフランジバックとボディキャップ分で、センサー→レンズの距離はおよそ20mm。
穴の径が0.2mmなので、絞りはf100くらいになります。
この点でも、ミラーレスを使うとフランジバックが短くできるので、広角ピンホールができ、絞り値も明るくなるのでシャッタースピードが速くできます。


車は流石にブレますね。
しかしピンホールレンズ特有の被写界深度の深さで、普通のレンズではボケるところですが、手前から無限遠までバッチリピントが合います。

激暗、モヤっと描写、周辺光量落ち、と普通では駄目ダメレンズですが、独特の味わいの写真を撮ることができました。