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アトリエ・フロール(株)写眞研究課

写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
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2010年7月25日に、府中の東京競馬場で開催された、花火大会。
元々、私は府中が地元なので、今でも毎年見に出かけています。


ここの花火大会の良いところは、競馬トラック内側の芝生スペース(打ち上げ場所のすぐ下)からも見られるので、寝転がっても見れます。


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この内側の芝生スペースは、10年前くらいまでは貸し切り状態ぐらいの勢いだったのに、年々観戦スタンド側から移動してきて今年は結構なにぎわいでした。

花火のすぐ下で見るという事は、風向きが悪いと、火の粉が飛んできて大変危険なので、あまりオススメはしませんが、間近で見る花火は、本当に迫力があります。

しかし写真を撮るには、打ち上げ場所が確認しやすいので大きなメリットです。

今回は約30分の開催時間中に先日掲載した、テクニック集用のものも併せて、150枚程度、撮影してきました。
(何パターンもの撮影方法を短時間でいっぺんに撮ったので、終始混乱しながらの撮影でしたが・・・。笑)


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火の鳥!

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深海のイソギンチャクの雰囲気に。


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緑のピンポンマムみたいな花火。

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爆発後すぐの黄色い光が広がるまでに、ピンぼけ→ピン合わせをしています。

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こちらは割とゆっくりとピントリングを動かしています。


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少しシャープに写すため、あまりピンぼけしすぎないように調整。
手前の白い花火はピントが合った瞬間にはじけたため、全体がシャープ。


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最近、色が半分で分かれる花火がありますよね。
これは写真にしても面白いです。

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はじけた後、青の光が拡散しきるタイミングでピン合わせ。
若干風で流されて、位置がずれました。




私が花火撮影に常用している、イソギンチャクみたいな効果が、花火撮影において、一番難易度が高い撮影だと思います。

前回までの通常撮影では、花火は無限遠のピントで撮っているため、ボケがなく、立体感が出ません。
(写真において、立体感を出すには、広角でパースを付けて撮るか、ボケとピント位置のシャープ感を利用して、遠近感を出します)

それに比べ、今回の撮影方法を使うと、ボケを擬似的に作りだすため、奥行き感が出ます。
また、撮影方法で撮ると、花火がはじけた中心部分にヴォリュームを出せ、爆発点の火花がボケて、おしべのように見えるため、本当の花のように写すことが出来ます。



手順としては、基本的な撮影方法と同じなのですが、バルブ撮影中にピントリングを動かすという動作を行っています。

この間、ファインダーは全く見えないので、ピンぼけ状態から、ファインダーを見ずにピントを合わせなければなりません。(注:オートフォーカスはもちろん使えません。)
どのくらいピントリングを回せばピントが合うか経験値で知り、また花火が拡散するスピードに合わせて、リングの回し方を変えてやらなければなりません。

つまりシャッターを切った瞬間からは、経験と想像の世界です。

前回までの記事をマスターしてからでないと、なかなか難しいので、一通りやってみて、うまく撮れるようになったら、試してみてくださいね~。


今年の夏はまだまだ、始まったばかりです。
花火大会もこれから毎週のように行われますので、是非一度カメラを提げて出かけてみてください。



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