■映画基本情報
(U-NEXTにて視聴)
■以下ネタバレ度
★★☆☆☆
■本論
●「片腕マシンガール」のSPOTTED配給、「男子高校生の日常」の松居大伍監督に意外にもハマる
私、芸術的感性の受容体がバグっているので、
超メジャー系配給会社のわかりやすい難病、タイムシフト系感動ポルノ映画ぐらいしか、理解できませんし(製作委員会形式どんとこい)、
よりインディペンデント、インディーズな界隈からすれば、SPOTTEDもデカい流通かもですが。
また今作では、
大森靖子「ミッドナイト清純異性交遊」、「君と映画」のMVとの連動
とのことで、そのアーティスト、音楽の世界観もきちんと把握できていない以上、映画の視聴もキビしそうでしたが、いつのまにか、
「この映画、終わって欲しくない、、、でも結末も知りたい!」
で、エンドロールまであっという間でした。
以下、基礎的なリテラシーに欠けているので、薄っぺらい感想になるかとは思いますが、
逆にそんなおっさんでも楽しめたことだけは付け加えたいです。
端的に言えばちゃんとお話があって起伏もありました(失礼な言い草ですが)。
●キャストもお話も良いです
まず、キャスト、
橋本愛のモデル、タレントの卵(コスプレイヤー?)感がすごくて、ツイキャスのライブ感、リアル感がビシビシ伝わってきました(特に最後のツイキャスシーンがリアル)。
そして、蒼波純の佇まい、棒読み感が最高でした(「放課後ソーダ日和」も良かったです)。
どこまでが演出で、どこまでが素なのかさえもわからないフワフワした感じ、
こないだバニラアイスが好きだったのがチョコに変わっているような、
親に反発して家出したと思ったら急に素直に言うこと聞いたり、
そんな気まぐれな、目まぐるしくクルクル変わる感じ、
この、おっさんには不可解とさえ思えることが、本人の中ではそれなりに整理がついていて、ちゃんと理由がある、
というのが、13歳の感性、あるいは13歳の中に流れる時間ってもんだと痛感しました(私、娘もいないし未婚ですが)。
また、橋本愛の自意識、承認欲求の発露として、肌的な意味での切り売り
私的(プライベート)の切り売り
が描かれるのは、
普段、その受け手側となっている自分にとっては身につまされる思いでした。
その業界の影の部分を知るのは、
実はリアルに橋本愛であり蒼波純本人であることを考えると(だからこそラストの、本名でのアレにつながるのかなと)、
彼らの犠牲の上に成り立つこの娯楽を消費するばかりの自分には申し訳なさしかありません。
こんな世の中にしてしまった大人の責任としてごめんなさい。
普段からルッキズム偏重でごめんなさい。
ついでに男はみんなクソでごめんなさい。
最後に一言、
「パンツ見せて」
というのが率直な感想でした。
以上です。
